これまでの人生で子どもと接する機会が少なかった夫。ましてや月齢の小さい娘と何をしたらいいのかなんて、まったく考えつかなかったようです。娘のかわいい笑顔を夫にもたくさん見てほしかった私が、早く娘と遊べるパパになれるようにと、実際に働きかけた3つの方法をご紹介します。
月齢ごとに成長の目安を話しておく
視力の向上や体を動かす力、首すわりなど、赤ちゃんは段階を追って成長していくので、遊びも発達に合わせる必要がありますよね。
夫には遊び方を教えるだけではなく、なぜ今この遊びをするかを伝えると、納得してしてくれました。たとえば「前より首が動かせるから、おもちゃを左右に動かせば目で追って楽しむよ」「もうすぐボールを投げられるみたいだから、パパが投げて見せてあげて」 というように伝えていました。
娘がよく笑う遊びを見せる
夫にも娘を笑わせたい気持ちはあるものの、自分では遊びを思いつかないそう。対して一日中娘と過ごす私は、よく笑って反応のいい遊びを知っているので、お気に入りの遊びを夫に共有しました。
歌ったり話しかけたりするのは恥ずかしそうだった、シャイな夫。顔に息を吹きかけたり、急に顔を近づけたり遠ざけたりする簡単なものや、くすぐると笑うポイントなどから教えてみると、反応があって夫自身もおもしろかったようです。
2人きりにしてみる
手遊びを教えてもシャイな夫はしてくれない、と思っていた私にママ友が「うちの夫は、お風呂でこっそり歌って遊んでるよ!」と教えてくれました。そこで、夫と娘がお風呂に入っているときに耳をすますと……。なんと夫が、娘の好きな歌を歌っていたのです!
私の目があると恥ずかしくてできないことがあるのだなぁと感じ、それからは父子2人きりの時間をつくるようにしています。遊びのレパートリーは少ないですが、いろいろと工夫しているようです。
夫は私が遊ぶ姿を見ながら、だんだんと遊ぶことに慣れていきました。パパ歴1年が過ぎたころには、わが子だけでなく親戚の赤ちゃんも笑わせられるようになりました。パパが赤ちゃんと遊んでくれないと諦めているママ、アドバイスをすれば、遊んでくれるようになるかもしれませんよ。
著者:霧山いずみ
結婚を機に販売職を退職し、地方で寡黙な夫とおしゃべりな娘と3人暮らし。子育てをしながら、ママさんコーラスの活動と記事執筆をおこなう。