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とわ助産院(神奈川県横浜市)産後ケア施設レポート

この記事は、神奈川県横浜市から委託を受けて産後ケア事業をおこなっている、とわ助産院の山本年映院長と神奈川県助産師会の村上明美会長のインタビューを紹介しています。

 

産後はゆっくりからだを休めたいけれど、なかなかそういうわけにはいかないというのが現状です。疲労やストレスで体調を崩してしまうママも少なくありません。そんな中、増えてきているのが「産後ケア施設」です。

 

ベビーカレンダーでは、最近注目の産後ケア施設を訪問し、その特徴とこだわりについてインタビューしています。

 

産後ケア施設レポート第5回は、神奈川県横浜市と連携して積極的に取り組んでおられるとわ助産院の山本年映院長と神奈川県助産師会の村上明美会長にお話を伺ってきました。

 

とわ助産院ってどんなところ?

JR「鶴見」駅から徒歩2分のところにある「とわ助産院」。2009年、神奈川県助産師会会立の助産院として開設後、2015年、横浜市が実施する産後ケア事業に参入し、横浜市から委託を受けて産後ケア事業を開始することになりました。とわ助産院の産後ケアは宿泊型と日帰り型があり、家庭的で温かい雰囲気がありながら、神奈川県助産師会が運営しているとあって、母子へのきめ細かいサービスが整っています。

 

先輩から引き継がれた助産師魂を次の世代に

とわ助産院外観

 

村上会長「2009年、当時、この地で鈴木助産院を運営していた鈴木おとわ院長がご高齢のため、助産院の運営を閉院されることになり、神奈川県助産師会が引き取らせていただきました。そして、山本院長に助産院の院長をお願いする形で『とわ助産院』を開設いたしました。とわ助産院の『とわ』は、鈴木おとわ院長の『とわ』と、この助産院を”永遠に”存続させたいという意味を込めています」

 

助産師会会長村上氏

▲神奈川県助産師会の村上明美会長

 

とわ助産院は会立助産院ですので、山本院長にはとにかく妊婦さんの安全管理を徹底しておこなってもらっています。医療機関との連携も素早く対応してくれるので、安心してお任せしています。助産院というと、院長のカラーがでるところが多いと思いますが、山本院長は助産師会の方針も深く理解してくださっているので、院長のカラーを押し出すのではなく、妊婦さんの安全を優先し、最善を尽くしてくださっていると感じています」

 

山本院長「とわ助産院は常勤の助産師2名、他に非常勤の助産師4名で運営しています。だいたい1カ月に5、6件、年間で40~50件のお産があります。ママと赤ちゃんは出産日を入れて4日間、とわ助産院に入院します。

 

とわ助産院は、母乳育児、自然分娩などを希望している妊婦さんの利用が多いですね。健康管理も母乳育児もご本人がとても意欲的で自立した方が多いように感じます。産後もお買い物ついでに立ち寄られる方も多いんですよ。ママたちと私たちが密にかかわれるのが助産院の良さだと思っています。病院の場合だと、買い物帰りに助産師に会いに立ち寄るなんてないでしょう?

 

母乳外来はとわ助産院で出産した方だけではなく、他の産院で出産した方たちも利用されています。1回1時間で4,000円(初診は6,000円)で、おっぱいのトラブル、仕事と母乳育児の両立、断乳についての相談が多いですね。それと同時に育児の悩みも相談される方がほとんどです。中にはお姑さんの愚痴を言って帰られる方も(笑)。

 

育児の大変さやママの頑張りってなかなか分かってもらえることがないですよね。だからとわ助産院ではママのお話を聞いてあげて、ママが頑張っていることを認めてあげる、つらいことに共感してあげるようにしています。みなさんお帰りのころには笑顔になっている方が多いんですよ。母乳外来は卒乳まで利用していただけるので、なかにはお子さんが3歳になるまで定期的に来られるママもいらっしゃいます」

 

とわ助産院 山本院長

▲とわ助産院(助産院・産後ケア施設)の山本年映院長

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