生理が少し遅れ、妊娠検査薬を使うとなると結果が気になります。陰性反応が出たときは少しがっかりしてしまいました。しかし、再び生理が遅れたときは可能性が高くなるまで待つことにしました。その後、めでたく陽性反応を経験したときの体験談をご紹介します。
検査をしたら陰性反応だった
結婚後、赤ちゃんを授かりたいと思っていましたが、特に妊活をすることもなく過ごしていました。そんなある日、生理が1週間以上こないので、「もしかしたら妊娠したのかも……」と思い、ドキドキしながらネットで「妊娠」「超初期」「症状」などのキーワードをひたすら検索しました。
見れば見るほど「当てはまるような気がする!」と思い、夫には何も言わずに妊娠検査薬を買いました。ドキドキしながら使用したところ、結果は陰性反応。次の日の夜に生理が来て、少しがっかりしたことがありました。
いよいよ陽性反応の瞬間がきた
それから数カ月経ったころ、また生理が遅れました。以前にテストをしてみて陰性だった経験があったので、「2週間以上経ったら検査薬を買おう!」と決めていました。あまり期待すると陰性だったときにがっかりしてしまうので、可能性が高くなるまで待つことにしたのです。
そして2週間が経ち、再び検査薬を試すことに。「今回も違うかも……」と期待していなかったことを強く覚えています。でも反応はなんと「陽性」! トイレの中であまりにも驚いて固まりました。
自分が母親になるということにとても不安になり、その反面とてもうれしい気持ちもあり、自分の感情がこんなにもコロコロと変わるものかと思いました。
夫に報告。どんな反応をするか緊張した
帰宅した夫に報告しようと思いましたが、いろいろな感情が交差してそわそわするばかり。夫がどんな反応をするかわからず、なかなか話を切り出せずにいました。
夫は、そんないつもと違う様子の私に気づき、「どうしたの?」と聞かれたので、ここだと思い「赤ちゃんがおなかにいます」と報告すると、夫は最初は固まっていましたが「そっか、俺、お父さんになるんだな、そっか!」と笑顔になったり真顔になったりしていました。
きっと夫も私と同じように不安になったり、うれしくなったりしたんだろうなと思いました。それでもとても喜んでくれて、ホッとしました。
赤ちゃんを授かりたいと考えていても、なかなか自分の考えているタイミングでは授かりませんでした。陰性反応だったときは、期待していた分、がっかりしたことも……。しかし、今回のことを経験して、肩の力を抜いていたときに赤ちゃんを授かることもあるんだなと思いました。早とちりして陰性反応を経験したことも、今となっては良い思い出です。陽性反応が出たときは、うれしい気持ちも不安な気持ちも全部含めて幸せな気持ちでいっぱいになりました。
著者:山﨑ゆい
0歳男児の母。結婚を機に地方へ引っ越し出産。現在は新しい土地で、妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆している。