私が乳腺炎になったのは、息子が生後3カ月でお食い初めを終えた翌日でした。はじめはちょっとした体調不良で、自分では乳腺炎なのかただの風邪なのか判断できませんでしたが、翌日には高熱が! 慌てて病院に駆け込むこととなりました。
ただの風邪? それとも……
息子のお食い初めの儀をおこなった翌日。私は全身の寒気、微熱とともに、左胸に若干の痛みを感じていました。手で触ってみると少し腫れているようでしたが、それが乳腺炎なのかは確信が持てず……。
「乳腺炎といえば、胸がカチカチに張って赤くなり、激痛が走るもの」という固定観念があったため、「そこまで酷くないし、ただの風邪かも? 」と思っていました。
38.4℃の高熱でダウン
そして翌日。相変わらず胸の腫れはそこまで感じなかったものの、熱は一気に上がり、38.4℃に。熱はあっても寒くてたまらず、酷い関節痛もありました。
出産でお世話になったクリニックに「乳腺炎なのか風邪なのかわからないのですが、とりあえず診察していただけますか? 」と問い合わせると、「すぐにいらっしゃい」と言ってもらえたので、タクシーに乗って向かいました。
助産師さんに処置してもらい……
クリニックで診てもらうと、あっさりと乳腺炎の診断が。詰まっていた母乳を搾り出してもらうと、黄緑に近い濃い色をしていました。解熱剤と抗生剤が処方され、「これで楽になれる」と安心しました。
助産師さんいわく、「ちょっとしたストレスが原因で乳腺炎になることもある」のだそうです。お食い初めの準備でバタバタしていたので、その疲れが原因だったのかもしれないなと思いました。
私が抱いていた乳腺炎のイメージと、自分の症状が違っていたことを助産師さんに伝えたのですが、「それは重症化する前だったからよ!」とのこと。数日のうちに乳腺炎の症状はなくなりましたが、ただの風邪だと自己判断せずに受診して正解でした。
著者:粟津愛美
一男の母。結婚を機に退職後、半年で妊娠・出産。滋賀県の田舎で初めての子育てを楽しみつつ、自身の体験談を中心に記事を執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。