来年度の認可保育園の申し込みが始まっているところもあるかと思います。夏の間に保育園の見学を済ませた人も多いのではないでしょうか? 大切な子どもを預けるのですから、保育理念、園の設備、保育士の対応など、気になる点はたくさんありますが、意外と見落としがちなのが「年間行事」です。
保育園の「年間行事」とは?
保育園では1年を通じてさまざまな行事があります。代表的なものだと「親子遠足」「夏祭り」「運動会」「保育参観」「ハロウィン」「お芋掘り」「クリスマス会」「お遊戯会」「餅つき大会」「誕生日会」など。
保育時間内に子どもたちだけで行うものもあれば、保護者が参加して平日や土日におこなうものもあります。力を入れている園だと、月に一、二度はなんらかの行事があると考えてもいいかもしれません。それ自体は喜ばしいことなのですが、平日に保護者参加の行事が頻繁にあると、働いているママやパパはその都度仕事を休まなければならず、入園してから困ってしまう人も多いようです。
私が体験した3つのケース
私は、認可外保育園、認可保育園の公立と私立という3つの保育園に子どもを通わせました。それぞれの保育園では、保護者参加の年間イベントはまるで違いました。
わが子が通っていた認可外保育園では、保護者参加の行事は「遠足」「運動会」「お芋掘り」「お遊戯会」「夏祭り」「クリスマス会」など、とても充実していました。ただ平日におこなうことはなく、どれも土日の開催でした。保護者が平日に仕事を休まなくていいようにと配慮してのことだと思います。とても助かりました。
また、認可保育園(公立)では、保護者参加の行事は「運動会」と「お遊戯会」だけで、どちらも土曜日の開催でした。あとは平日に個人面談が2回あるくらい。仕事への影響は少なかったものの、保育園との関わりが薄く、ちょっぴりさみしかった記憶があります。
一方、認可保育園(私立)では、「親子遠足」「夏祭り」「運動会」「お遊戯会」「保育参観」「避難訓練」など、保護者参加の行事は多かったです。親子遠足と保育参観と避難訓練は平日、それ以外は土曜日の開催でした。保護者懇談会も平日に3回あり、仕事を調整するのは大変でしたが、楽しい思い出がたくさんできました。
行事数のメリット・デメリット
子どもと一緒に参加できる行事が多いと、それだけ思い出が増え、保育園との関わりも濃くなります。一方で、仕事を休まなければいけないなど、負担も大きくなりがちです。逆に、行事の数が少ないと仕事への影響はないですが、保育園での子どもの様子が見えにくく、物足りなくも感じてしまいます。どちらがいいかは家庭環境や職場環境によっても変わるので、夫婦で一度話し合ってみてはどうでしょうか?
入園してから知ることの多い年間イベントですが、親にとっても子どもにとっても大事なもの。気になる方は、申し込みの前に聞いてみてもいいと思います。
一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。