わが子が生後2カ月ごろ、湿疹がひどくなってしまい、悩んでいました。医師の指示通りせっけんで洗っても、皮膚科でもらった薬を塗っても、なかなか改善されない湿疹。小児科で血液検査をしたところ判明した湿疹の正体と原因について、私の体験談を紹介します。
湿疹は顔だけ
はじめは頬にポツポツした湿疹が出ていました。次第に目の周りが赤くなる症状や頭皮にも湿疹が出て皮膚科へ通いましたが一向によくならず……。音の変な咳や、鼻水も少し出ていたので小児科を受診し、湿疹のことも相談しました。
すると、「食物アレルギーがあるかもしれないから、検査をしてみましょう」と言われ、検査をすることになりました。小さな体に針を刺すのはかわいそうでしたが、今後のためには必要だ、と思いお願いしました。
結果は卵と乳のアレルギー
検査の結果、卵と乳のアレルギーがあることがわかりました。医師からは牛乳アレルギー用の育児用ミルクのお話と、対策として完全除去する(ママが食べない)こと、どうしても食べたくなったときはまず一度母乳をあげてから食べて、搾乳してからまた授乳をするという方法のお話をしていただき、今出ている湿疹には軟膏と保湿クリームが処方されました。
食物アレルギーがあることがわかって心配になりましたが、ひとまず今かゆくてつらそうだった湿疹の原因がわかったことに一安心しました。
私が卵と乳を食べないという選択
母乳育児をしたいと思っていた私は、断乳を予定している1歳まで自分も卵と乳を食べないで過ごそう、と決めました。食物アレルギーのことを調べていくと、乳は牛乳だけじゃなく脱脂粉乳や全粉乳などもNGで、それらの成分は今まで意識していなかったさまざまな食品に入っていることを知って驚くと同時に、わが子がいろいろ食べ始めたときに慌てないよう、学びながら過ごせるいい時期なのだと前向きに考えました。実際に除去した生活を始めると、わが子の肌はみるみるきれいになりました。
赤ちゃんのころに卵や乳のアレルギーがあると診断されても、大きくなるにつれて食べられるようになることも多いと医師に言われました。卵と乳はとても大切な栄養ですが、それに代わる栄養を勉強していくうちに、自分と家族の食事も見直すよい機会となりました。
著者:高橋四葉
四児の母。自然分娩二回、帝王切開二回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。食物アレルギーの原因食品の除去は医師の診断のもとにおこなってください(除去食)。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。