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みんなの立ち会い出産エピソード「夫が号泣」「松岡修造ばりの熱い応援」

この記事では、ママたちの立ち会い出産に関するエピソードを紹介しています。パパも巻き込んでパニック状態になってしまったドタバタエピソードやパパが涙をこぼしてしまったエピソードなど、リアルなエピソードが満載です。

立ち会い出産のイメージ

 

出産を目前に、立ち会い出産を考えているご家族も多いのではないでしょうか。わが子の誕生の瞬間を一緒に迎えられるというのは、とても感動的できっと一生の思い出になると思います。しかし、実際にはきれいな思い出だけではない、壮絶な医療の現場です。先輩ママのエピソードを参考に、ママだけではなくパパも心の準備をしておきましょう。

 

立ち会い出産はどのくらいおこなわれている?

ベビーカレンダーが2018年に実施したアンケート調査によると、なんと74%の人が「立ち会い出産だった」と回答しました。また、立ち会い出産を希望するママの理由は「一人だと不安だから」が多数。一昔前では「恥ずかしい…」などの声があったものの、今では「2人の子どもなんだから、立ち会うのが当たり前」といった考えに変化しているようです。

 

「夫だけではなく、親や上の子が立ち会うパターンもあります。妊婦さんが出産のときに側にいてほしいと望む人が立ち会うのが一番です」(解説:助産師 REIKO)

 

立ち会い出産グラフ
 

立ち会い出産って何をするの?

「夫は妻の陣痛に合わせて一緒に呼吸法をおこなったり、腰が痛くなるので腰をさすったりします。夫の手が触れていると、妻は痛みが和らぐ感じがしたり、安心感が出て頑張ろうという気力がさらに湧いてくるかもしれません。いきみが出てきたときには、テニスボールを使っておしりを押すのも効果的です。テニスボールは陣痛室に置いてある産院もあります。分娩室に入ったら、医療スタッフの邪魔にならないように夫は妻の頭側にいるといいでしょう。そこで飲み物を妻に飲ませたり、妻の顔が汗だくになっていることもあるので、タオルで顔を拭いたりします」(解説:助産師REIKO)

 

実際の分娩は、激しい痛みに苦しみ、血液や便は出るし、とにかく壮絶。そんな現場を目の当たりにしたパパも焦って取り乱すなど、普段見られないような意外な一面を見せることが多いようです。

 

パニック! ドタバタ出産

予想外にお産の進みが早く、パパも巻き込んでパニック状態になってしまったドタバタエピソードを集めてみました。

 

「出産の進みが早かったようで分娩室がバタバタしているなか、主人が助産師さんからPHSを渡され、『旦那さん! 出番です! ○○○番に掛けて、先生に分娩ですって伝えてください!』といわれ、先生に『出産です! お願いします!』と電話を掛けていた」

 

「予定日が12月16日だったのですが、年末ということで旦那さんも忘年会シーズン……。陣痛が来てしまったら大変だからということで、どうしても断れない会社の忘年会を2週間早めて12月3日にしてもらいました。しかし、なんとその夜中の1時過ぎにおなかが痛くなり『まさかなぁ』と思いつつ耐えていたのですが、『やっぱりおかしい』ということで帰ってきてもらい、そのまま出産。旦那さんはベロベロの酔っ払いで付き添ってくれました。写真を撮っているつもりがすべて1秒単位の動画でした(笑)」

 

「痛みに強いほうだったので、陣痛がわからないのでは? とか出産前に主人に話していて、実際は気付かないどころかものすごく痛かったです。出産経験がある友だちにも『気付かないわけないくらい痛いから』って言われていましたが、破水してからはその通り、ものすごく痛かったです。分娩室へ入ってからはいきむたびに血圧が上がり、血圧を下げる薬を使いました。立ち会った主人のほうに血圧の結果の紙が出る機械があり、紙が出てくるたびに助手のように読み上げていました。助産師さんもはじめは申し訳ありませんって言ってたのに何回かしたら主人に聞いていました(笑)。血圧の変動がものすごく、子宮口も開いていたので吸引で助けてもらうことに。吸引2回目に会陰切開をして、『吸引は5回までなのであと3回です!』って言われ、残りの3回を頑張りましたが、生まれてくれなくて帝王切開になりました。会陰切開したところを縫ってもらい、手術室が用意できるまで、5分おきにくる陣痛の痛みと今縫ったところが裂けるんじゃないかという恐怖と1時間半たたかい、出産しました。出産後主人に初めて言われた言葉が『痛みに強いから痛み気付かないんじゃなかったの? (笑)痛かったの? (笑)』。痛かったよ~。フルコースで3,966ℊのビックベイビーを産みました。入院中はビックベイビーのフルコースママって! ちょっとした有名人になりました」

 

分娩室で見た、パパの涙

お産の痛みに耐えるママの姿は、見ているほうがつらいほど。初めて見るその姿に、つい涙をこぼしてしまったエピソードをご紹介します。

 

「子宮口全開大状態で一晩過ごし、子どもが降りてこず。児頭骨盤不均衡にて緊急帝王切開に。立ち会い出産にて、普段泣いたことがない夫が泣いていた」

「出産に立ち会った主人が私の聞いたことない苦しそうな声を聞いて、私の見えないところで泣いていた」

 

「夫は子どもが生まれる前に『もう無理だ』と泣いていた」

 

「立ち会い出産。初めての出産で、私も夫も不安と楽しみで迎えた出産。夫が横でぼろぼろと泣いていて、私の感動は飛んでいきました」


「陣痛中ずっと隣にいてくれた夫。あまりに痛がっているものだからビデオを回しながら泣きだした」

 

「出血で自分が倒れるかもと立ち会い出産に不安を持っていた夫が、出産時に『ありがとう!』って号泣してくれた!」

 

愛情たっぷりの熱いエール

夫婦で出産を乗り越えた結果、疲労という名の勲章を手にしたパパ。

 

「陣痛が痛すぎてもがいていたらしく、肘が擦り剥けて流血していた。出産するまで痛みに気付かないくらい夢中だった。立ち会い出産で、私の腰をさすり、おしりに拳をあてていきみ逃しを手伝ってくれたが、一生懸命やりすぎて手を痛めたらしく、翌日手にサロンパスを大量に貼ってお見舞いに来た姿に笑ってしまった」

 

「立ち会い出産の旦那さんが、テニスボールでおしりを押しすぎて、手がけいれんしていた。あと、松岡修造ばりに熱い応援をしてくれた」

 

あまりの痛みに、つい……

押し寄せる出産の痛みに、ついパパにあたってしまったというエピソード。

 

「陣痛は苦しいが、まだ子宮口がいきむ段階まできていなかったので、赤ちゃんの頭が出てしまわないように助産師さんがグーで出口を塞ぎながら声をかけてくださったのですが、そのときに助産師さんがマタニティ講座の講師の予定時間と重なったようで、急きょあたふたしている夫がグーでおさえる役に。プロの助産師さんのような絶妙な力加減が夫にわかるはずもなく、余計苦しく感じて『そこ違うっ! もっと強くおさえて!』と口調も荒くなりました。あまりの苦しさに顔も真っ赤になっていたので、当時を思い返すと必ず夫は『怖いし、殺気立ってたし、顔赤いし、まさに鬼だった!』と言います。こっちは命がけだったんだよ!といつも言い返してます」

 

「陣痛がつらくて、腰をさすってくれていた夫の顔を思いっきりひっぱたいた」

 

空気が読めないパパ

陣痛に苦しむママの横で空気を読まない様子に、イライラ。

 

「陣痛が起きて病院に向かう車の中で夫がスイカバー(アイス)を食べていた」

 

「深夜に陣痛に苦しむ私の横で、夫が謎の腹痛でダウン。普段風邪1つ引かない人が……」

 

「深夜3時、ドラマみたいに盛大な破水! 里帰り予定だったけれど、初産なのに予定日より2週間も早い里帰り前の破水で、病院までは車で1時間以上。夫だけが頼りなのに、うずくまる私の横で、寝ぼけてる上にパニックを起こして10分ぐらいひたすら歯磨きをし続ける夫……。今となっては笑い話ですが、あのときは殺意がわきました……」

 

「夜中の陣痛で夫に『おなか痛い!』と訴えたのに『痛くない!』と言われてそのまま寝られた」

 

「夫が居眠りし、ドン引き」

 

「夜中の陣痛中、痛くて苦しんでいるのに、旦那がグゥーグゥー寝ていて苛立ち、貸してもらったテニスボールをおもいっきり投げた」

 

「旦那さんが下痢で助産師さんがそっちの心配してた」

 

「陣痛室から、分娩室に移動し分娩台へ。助産師さんも先生も入室。さぁ、産もう! ってときに立ち会う予定の夫がいない! なんとトイレに!! 本人いわく『分娩室に入ったら長いだろうから、今のうちにトイレに行っとこうと思って』だとか。もう産みたい! いきみたい私は『もう立ち会わなくていいから産ませてぇぇ!』と助産師さんに頼みましたが即却下。まさかの夫の分娩室入室待ちという謎の時間がありました」

 

「苦しんでいる最中、立ち会ってくれた夫が『どんな痛みなの?』と冷静に聞いてきた。そんなの終わってから聞けー!と思った」

 

時すでに遅し……

せっかく準備していたのに、残念ながら誕生の瞬間に立ち会えなかったパパたちの悲しみのエピソード。

 

「立ち会い出産が初めての旦那さん。準備から万全で一緒に病院へ行き、ずっと側でサポートしてくれてました。喉が乾く前には飲み物を差し出してくれたり。腰をさすったり、声かけをしてくれたり。ところが、陣痛の超激痛に差しかかったところで、突然眠気に誘われたらしく、爆睡してしまいました」

 

「陣痛後、まだ長いだろうと思って夫がコンビニに買い出しに行ったら、すぐにその間に生まれてしまって…。部屋に私がいないから廊下を探していると、助産師さんに赤ちゃんを差し出されてびっくり!!」

 

「分娩モードになっているときに、立ち会い予定だった夫からあと20分くらいでつくと連絡がありました。うーっと陣痛に合わせて踏ん張っていたときなので胸の上に携帯をおいて、スピーカーモードで会話にならない会話。私が話せないでいると、『助産師にか代わって!』と夫に言われ、助産師さんに『スピーカーモードなので、聞こえてますよー!(笑)お父さんもう間に合わないかもしれないですー! 生まれますー!』と言われていたことが地味におもしろかったです。結果、産んでお股を縫合中に到着。立ち会い出産をのぞんでいた夫は悔しがっていましたが、私は私で、夫に甘えず産むことができてよかったなと思いました」

 

立ち会ったほかの家族の反応は?

出産にはお母さんや上の子が立ち会う場合もあります。小さなお姉ちゃん・お兄ちゃんの反応がかわいらしいこと!

 

「子どもが立ち会って、『お母さん……。血がいっぱい出てる。死んじゃう?』と不安そうにお父さんに訴えていたが、痛すぎて「大丈夫だよ」と言えず、お父さんと2人で大丈夫かなぁ? と不安そうな表情をしていた」

 

「出産までに雑誌やネットで情報を収集していたけれど、私の出産にはまったく通用しませんでした。あまりに壮絶なんだと自分の中でハードルをあげていたせいか、陣痛を陣痛と思わずひとり自宅にいて、産科に着いたときには子宮口9cm。10cmで出産だから今思うとぞっとしますね。旦那さんが仕事で立ち会えず、付き添いの母からも立ち会いを拒否され、急きょ運転してきてくれた姉と姉の娘8歳が立ち会うことに。怖がるかと思ったけど一番冷静で、いきむときは枕を支えてくれたり声援をもらいました」

 

「母がずっと話しかけてきていたのですが陣痛がひどく答えられずにいたら『なんやおもんないな~』と言われてしまいました。私はそれどころやないんやお母さん……」

 

「帝王切開で手術室に入るとき、6歳の娘がママはもう帰ってこないと思って大泣きした。その一部始終をみていた看護師さん、助産師さんがもらい泣き。何も知らない先生は『まだ、これからなのに泣いとるんかー』と言われ、みんなで大爆笑! 泣いて笑ってからの出産でした」

 

「夫、お姉ちゃん(1歳半)も立ち会い出産しましたが小さいながらも理解して、生まれた瞬間、最高の笑顔をしていました。小さいのにすごい!!」

 

どんなにつらくても、わが子がこの世に生まれた瞬間はうれしいものです。呑気だったり感動屋だったりと、お産に対するパパの反応はさまざまですが、どれも幸せなイメージが浮かんでくる微笑ましいエピソードばかりでした。立ち会い出産を通して感じた感動と達成感を胸に、これからも夫婦で力を合わせて子育てをしていってほしいですね。

 

 

◆関連動画 出産ドキュメンタリー(通常分娩)

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