プールを満喫したあとの小さな油断
車で30分ほどの大型プールへ、私と夫、小学5年生の娘、小学4年生の息子の4人で出かけました。到着するとプールも更衣室も大混雑で、浮き輪やビーチボールを抱えた人、濡れた髪を拭きながら笑い合う家族の熱気にあふれ、まさに夏本番という雰囲気。
ウォータースライダーや流れるプールを思いきり満喫し、全員クタクタになるまで遊び尽くしました。帰る前に着替えようと私と娘、夫と息子に分かれて更衣室へ。
中は広くロッカーが並んでいましたが、膨らんだビニールボールと浮き輪を持っていた私は、着替えの間だけ更衣室内のアルミ棚に置くことにしました。そこには他の人の荷物も置かれており「少しの間だし大丈夫」と思っていたのです。
しかし、わずか5分ほどで着替えを終えて戻ると、あったはずの浮き輪もボールも消えており、周囲を見渡しても見当たらず胸がザワッとしました。
急いでプールの事務室へ行き事情を説明し、遺失物届の用紙に住所や名前を記入しましたが、係員から返ってきたのは「残念ですが、よくあるんです」という一言でした。浮き輪やボールはかさばるため置きっぱなしにされやすく、それを狙う人がいるとのこと。
「買ったばかりの浮き輪だったのに」と娘はしょんぼりし、私もやるせない気持ちでいっぱいになったのでした。
結局、浮き輪もボールも戻ってくることはありませんでした。楽しい思い出になるはずのプールで、思いがけず小さな教訓を得た夏の一日となりました。これからは「かさばるから」と安易に放置せず、家族で分担してしっかり持ち歩こうと心に決めています。
著者:新谷けご/40代女性。2013年生まれの娘、2015年早生まれの息子と夫の4人暮らし。年子育児に振り回されっぱなしの毎日です。
イラスト:キヨ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)