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赤ちゃんをインフルエンザから守る5つのポイント

 

毎年冬になると大流行するインフルエンザ。赤ちゃんは大人と比べて重症化しやすいので注意が必要です。赤ちゃんのインフルエンザを予防するには、どんなことに気を付けて生活すればいいのでしょうか。細部小児科クリニック院長の細部千晴先生に聞きました。

 

ウイルスを持ち込まない

赤ちゃんにとっていちばんの予防法は「外からウイルスを持ち込まないこと」。外出から戻ったら大人は手洗い・うがいを徹底しましょう。

 

インフルエンザは、空気中に漂っているウィルスを吸い込む「飛沫感染」が多いので、流行り出したら人ごみに連れ出さないことも大切です。児童館やキッズルームに遊びに行くのはしばしがまん。家の近所を散歩するくらいにとどめると安心です。

 

喉をこまめに潤す

ウイルスは鼻や喉の粘膜から侵入します。のどが乾燥していると、病気にかかりやすくなるのはそのためです。

 

赤ちゃんはうがいやマスクができないので、こまめに水分をとらせてあげましょう。のどがうるおってうがいと同じような作用が得られます。おすすめは麦茶。まだ麦茶を飲めない月齢の赤ちゃんは授乳でもOKです。

 

部屋の湿度を保つ

部屋が乾燥していると、ウィルスが増殖するので、部屋の湿度は50〜60%くらいに保ちましょう。加湿器を使うときは、毎日水を新しくして清潔にすること。濡らして絞ったバスタオルを干したり、赤ちゃんの手が届かないところに水を張った洗面器を置くだけでも効果があります。

 

また、寒いからと1日中窓を閉めきっていると、ウィルスもこもってしまいます。1日1回は窓を開けて、空気を入れ替えましょう。家族の誰かが風邪をひいたときは二次感染の予防にも効果的です。

 

 

体温調節ができる服装をする

冬は外と室内の温度差が大きいもの。もこもこに厚着をして外出し、そのまま暖かい室内に入ると、暑がりの赤ちゃんは汗をかいてしまいます。汗をかいた状態で再び外に出ると体が冷えてしまうので、ベストやカーディガンなど、体温調節しやすい服装を心がけましょう。

 

予防接種を受ける

生後6カ月を過ぎたら、インフルエンザワクチンの接種をおすすめします。13歳未満は2回接種が原則。接種してから予防効果が現れるまで個人差はありますが、2週間くらいかかります。両親や兄弟も接種することで感染のリスクをさらに軽減できます。

 

冬になると毎年悩まされるインフルエンザ。赤ちゃんを守るためには、まず大人がしっかりと予防して、家にウイルスを持ち込まないことが大事ですね。インフルエンザの流行シーズンを無事に乗り切れますように。(TEXT:妹尾香雪)

 


監修:細部千晴先生

細部小児科クリニック院長。毎日診察に携わる傍ら、クリニックの上階に子育て支援広場を開所し、地域の子育てを支援しています。プライベートでは2児の母。『この1冊であんしん はじめての育児辞典』(朝日新聞出版)、『育児の悩みをラクにするBOOK』(成美堂出版)などを監修しています。

 

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