「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんが発熱したときの離乳食についてのご相談です。
Q. 熱があるときの離乳食はどうしたらいいでしょうか?
生後10カ月半の女子を育児中です。ここ数日、熱が続いています。ちょうど食べムラが出てきた時期でもあり、ほとんど離乳食を食べてくれません。育児用ミルクはよく飲み、フルーツやヨーグルトも食べます。熱があるときは食べるものを栄養素など考えずにあげてもいいものでしょうか?
矢部まり子管理栄養士からの回答
お熱が出てしまったのですね。お食事に関して、今は食べられるもの優先でもいいと思います。ただ、過度に甘いもの(ジュースやゼリーなど)が多くなってしまうと、回復後もそういったものしか食べたがらなくなる場合がありますので、そこは気をつけてくださいね!
バナナを1口あげたら、くたくたに煮込んだ卵たっぷりうどんをあげるなど、だましだましでも食べてもらえたらいいと思います!
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0 〉
赤ちゃんに熱があるときの離乳食はどうすればいい?
赤ちゃんの様子に合わせて判断
食べさせていいか悪いか。これは、赤ちゃんそれぞれの様子や病気によって違うと思いますので一概には言えませんが、赤ちゃんに食欲があれば食べさせてもOKです。また、食欲がなければ、量を少なくするなど様子を見るといいと思います。
消化のいい食べ物を与える
もし赤ちゃんが、離乳食を食べられそうならどんな離乳食がいいでしょう。大人に置き換えてみましょう。私たち大人が体調不良のとき、こってりした味の濃いものを食べたいかというと、ほとんどの方がそうではありませんよね。おかゆやクタクタに煮たやさしい味のうどんなどがほしくなるのではないでしょうか? 赤ちゃんも同じです。いつも3倍がゆならこの日は5倍がゆや7倍がゆ。いつもより口当たりがよく、食べやすい食べものがいいでしょう。消化のいい食べものを与えてあげましょう。
病気後の離乳食のすすめ方
・いつもよりやわらかいおかゆから
いつもよりも水分の多いやわらかいおかゆからスタートです。ふだん5倍がゆを食べている赤ちゃんなら10倍がゆから始めてみるなど、赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に水分をふだんと同じにしていきましょうね。
・野菜は繊維の少ない舌ざわりの良いものから
調子が悪かったときにあまり食べていなければ、胃腸がビックリしてしまうかもしれません。かぼちゃやじゃがいもなど、なめらかな食材からスタートしましょう。繊維が多いものや消化が悪いものは最初は避けましょう。
・量は少量から
食べる量はいつもより少なめを意識しましょう。
・脂っこいものは避ける
離乳食期に脂っこいものを食べる機会は少ないですが、たとえばお肉などはしっかりと回復してからがいいですね。
※参考:ニュース(食・レシピ)「赤ちゃんが熱があるときの離乳食はどうすればいい?」〈 https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/5973 〉、「発熱、嘔吐、下痢など。赤ちゃんの病気後の離乳食のすすめ方」〈 https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/5089 〉【著者:離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨】
- ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!