離乳食作りに活躍!赤ちゃんの「食べる」がもっと楽しくなる!パン離乳食のすすめ【管理栄養士監修】
離乳食で大切なのは、「赤ちゃんに食事の楽しさを伝えること」と、離乳食作りを支援している相模女子大学栄養学部の堤ちはる先生は言います。そのためには、周りが笑顔でリラックスして食事を楽しんでいることが大切に。でも毎日の離乳食作りに追われ、思うようにいかないこともありますね。今回は、堤先生に、離乳食作りにパンがおすすめの理由やパン選びのポイントを教えてもらいました。
パンが離乳食作りにおすすめの理由は?
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離乳食の食材としてパンをおすすめする理由は大きく分けて4つあります。
1. 赤ちゃんの発達に合わせてアレンジしやすい
パンは食感やかたさを赤ちゃんの発達に合わせて簡単に変えられます。
離乳初期・中期:だしやミルクなどでのばしてとろとろのかゆ状
離乳後期:そのままのしっとりした状態
離乳完了期:トーストして歯ごたえのある状態
特に離乳後期以降はパンを食べやすい大きさにカットして、そのままあげられるようになるので調理がますますラクに。お米とは異なり、手につきにくいので手づかみ食べの練習にも好都合です。
2. 買い置きがあればすぐに作れる
大人も食べる食パンは買い置きがあるというご家庭も多いのではないでしょうか。食パンがあればすぐに離乳食を作ることができます。
3. のせたりはさんだりすればいろいろな種類の食材がとりやすい
パンはいろいろな食品との相性がよい食材です。パンに肉・魚・卵などのたんぱく質や、トマト、ブロッコリー、かぼちゃなどの野菜をのせたりはさんだりすれば、いろいろな食材が入った離乳食になります。
4. 型抜きなどでかわいらしくアレンジできる
離乳後期以降は好き嫌いが出てくることもあります。赤ちゃんがあまり食べないときは、パンを動物やお花の形にするのも一案です。パンなら型抜きを使えば簡単にいろいろな形を作ることができます。いつもと違った楽しい見た目に赤ちゃんが興味をもち、食が進むことでしょう。
ぜひ活用してみてくださいね。
* 初めての食材は、万が一食後に体調が悪くなったときに医療機関を受診できるよう、小児科の診療時間内の午前中に、また、1日に1種類ずつ食べさせるようにしましょう。
離乳食に使うパン選びのポイントは!?
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パンを使った離乳食といっても、難しく考える必要はありません。ご飯やうどんなどと同様に炭水化物を含む食材の1つとして食事に合うパンを選びます。そして、赤ちゃんの口の発達に合わせて少しずつかたさや大きさをステップアップしていくことが基本です。
離乳食の見通し表
口の発達 | 調理のポイント | |
---|---|---|
離乳初期 (5~6カ月ごろ) |
舌の上にのった食べ物を奥に押し込んで飲み込めます。つぶしたりかんだりはできません。 | とろとろのポタージュ状にしたパンがゆで飲み込む練習から始めます。 |
離乳中期 (7~8カ月ごろ) |
舌と上あごで食べ物を押しつぶしてモグモグし、唾液と混ぜ合わせて飲み込めます。 | 赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ、パンがゆのパンや具材をかたく、大きくしていきます。使える食材も増えてきます。かたさは指でつぶせるぐらいが目安です。 |
離乳後期 (9~11カ月ごろ) |
舌を前後・上下・左右に動かし、歯ぐきでかんでつぶして食べられます。 | 手づかみ食べに興味を持ち始めたら、食パンをスティック状にする、ロールパンを使用するなど手づかみしやすいメニューを取り入れて。 |
離乳完了期 (1才~1才6カ月ごろ) |
食べ物を前歯でかじり取り、奥の歯や歯ぐきでつぶして食べられます。 | かたいものとやわらかいものを一緒に食べるのは難しいので、サンドイッチの具材はゆでてつぶしたり刻んだりして食べやすく工夫を。 |
パン選びのポイント
1. 食事にはシンプルな味わいのパンを。甘いパンはおやつと考えて
食事に使うパンは、食パンやロールパンなど、野菜や肉・魚・卵などのたんぱく質食材に合うシンプルな味のパンを選びます。離乳完了期になったら、甘いスティックパンなどをおやつにしてもよいでしょう。おやつはいろいろな食材があると楽しいものです。カットしたパンにプレーンヨーグルトをかけるなどアレンジするのもおすすめです。
2. 発達に合わせてメニューをイメージする
食パンなら、耳を取ってとろとろに煮込めば離乳初期のパンがゆになります。手づかみ食べが始まったらスティック状にする、具材をはさんでサンドイッチにする、かたさを出したかったらトーストするなど発達に合わせて調理します。同じことがロールパンなどでもできますね。赤ちゃんの発達に合った離乳食をイメージしてパンを選ぶとメニューの幅も広がることでしょう。
3. 油脂の多いパンは1歳を過ぎてから
赤ちゃんは消化器官が未発達なので、油脂を多く含むクロワッサンやデニッシュタイプのパンなどは、消化に時間のかかることも。それらのパンは1歳を過ぎてから与えましょう。
4. 食パンを選ぶときは原材料の「はちみつ」に注意
一部の食パンでは甘み付けにはちみつが使われていることがあります。はちみつには通常の加熱や調理では死滅しないボツリヌス菌が含まれていることがあります。1歳未満の乳児がはちみつを摂取すると、腸管内でボツリヌス菌が増殖し、毒素で呼吸困難、便秘などの症状を引き起こす危険があるので、はちみつが使われているパンは与えてはいけません。
上記のポイントを参考に、離乳食に使うパンを選んでみてくださいね。
パン別、時期別、パン離乳食の進め方赤ちゃんの離乳食におすすめの「超熟」
パンの選び方では、赤ちゃんに素材の味を伝えることができるという観点から、できるだけシンプルな素材でつくられているものを選びたいですよね。「超熟」は、シンプルな素材でつくられているので、初期のパンがゆデビューにもおすすめです。小麦本来の自然な味わいとほのかな甘みはいろいろな食材と相性が良く、離乳食メニューのバリエーションも広がります。
「超熟」シリーズを使った「パンの離乳食」のサイトはコチラ♪超熟 8枚スライス
素材は小麦粉、砂糖、米粉、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢と、とてもシンプル。炊き立てのご飯のようなしっとりとした食感があり、離乳初期から赤ちゃんの発達に合わせてずっと使えます。
超熟ロール(6個入)
「超熟」のおいしさが楽しめるロールパン。具材をはさんで食べるのにちょうどよい「カタチ」で手につきにくく、手づかみ食べにもぴったり。後期以降の離乳食に活躍します。
超熟 国産小麦 6枚スライス
小麦本来のおいしさとほのかなバターの風味が楽しめる、国産小麦の小麦粉100%、国産バターを使用した食パン。離乳食の素材に、よりこだわりたい人におすすめです。
* これらの商品は乳児用規格適用食品と同等の管理をしています。
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「超熟」は、シンプルな素材でつくられているからどのような食材にも相性がよく、離乳食作りの強い味方になってくれるパンです。手軽なパンを使って離乳食を作れば、気持ちに余裕が生まれ、自然と笑顔あふれる食卓になることでしょう。家族みんなで食べる楽しみを共有していきたいですね。
監修者紹介
堤ちはる 先生
保健学博士、管理栄養士 | 相模女子大学栄養科学部健康栄養学科教授
日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京大学大学院医学系研究科保健学専門課程修士・博士課程修了後、青葉学園短期大学専任講師、助教授、日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長を経て、現職。調理学、母子栄養学、食育関連分野を専門とし、妊産婦・乳幼児期の食育に関する研究や、講演会・研修会などの講師を務める。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会委員。
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