小阪産病院(大阪府東大阪市)理事長インタビュー

歴史ある産婦人科が昨年4月、新病棟に!

小阪産病院の外観。写真より実物のほうが迫力満点

「東大阪の河内小阪駅から歩いて向かうと、途中に小阪レディースクリニック、産後ケアセンター小阪、カフェなどを右に見て、角を曲がると小阪産病院です。“腹帯地蔵尊”で有名な地元のお寺『延命寺』が作った『小阪産院』を、昭和6年に『小阪産病院』として先代が引き継いでスタートしました」

「その後、昭和44年に私が院長を引き継いで今に至り、平成6年に理事長に就任、今年で85周年を迎えました。2015年4月に新しい建物になり、同時に運営も一段レベルアップした小阪産病院は、地域の中でもママたちが集うエリアになっています」

迫力ある外観が印象的

母子同室の個室を基本とした病院

エレガントな内装の個室病室F-1

“健康なお母さんに、健康な赤ちゃんを産んでいただき、ハッピーな家庭を!”

「そんなキーワードとともに代々運営してきましたが、新病棟では、ほぼ100%の方(長期入院等の一部の方を除いて)に個室を提供しています。そのため、周囲に遠慮することなく、のびのびとした入院生活を過ごしていただいています」

「また、スタッフのサービスの充実にも力を入れています。『医療機能評価機構』という認定もいただいていて、その認定は大変厳しく、産婦人科としては国内で初めて取得した病院です。認定を取ってるからということはありませんが、200人のスタッフみなさんには、同じ志を共有し、“健康なお母さんに健康な赤ちゃんを生んでいただく”ために、万全のサービスを提供していく仕組みに力を入れています」

個室病室E−1

実は、高校時代は技術系の道を目指していた!

産婦人科医を志し始めたころを語る竹村理事長

「中学時代は、父と将来についてケンカをしたこともありました。病気を商売にするのは、どうしてもいやだったし、そのころの私は機械いじりが楽しかったんです。ただ、高校の後半になって“産婦人科を継ぐのが運命なんだな”というのがわかってきたのと、産婦人科は病人を治すだけでなく、“健康な方の健康な出産をする場でもある”ということがわかってきたからなんです。それからは、迷うこともなかった。産婦人科医である妻と二人三脚で、地域に貢献し続けられるようになりました」

自分の健康は自分で守っていく意識が大切

「ご利用者のみなさんには、『健康なお母さんに健康な赤ちゃんを産んでいただき、ハッピーな家庭を作っていただきたい』と願っています。そのためにはやはりご主人を含め、お母さんにはお母さんなりの努力をしていただきたいんです。そのためのご協力とご支援はどんどんしていきます。最近のお母さんは、人に依存している度合いが多くなってきたようにも思うので、“自分の健康は自分で守っていく意識”を強く持ってもらいたい。それが自分の幸せにつながっていくんです。そのために、私たちもいろいろいと支援に力を入れています」

子育てにやさしい地域を目指しています!

「やはりうれしいのは、『わが家は4代にも渡ってこの病院で出産したんですよ』と声をかけてくださる近隣の方もいらっしゃることです。この地域で、『もうひとり産みたい!』と思っていただけるような環境づくりを目指しています」

小阪レディースクリニック/産後ケアセンター小阪の外観
小阪レディースクリニックの受付

「産科、婦人科に加え、婦人科は健診・各種外来なども手厚くし、産後ケアには専門の産後ケアセンターを作りました。そこを卒業されていくお母さんたちは、本当に見違えるように生き生きとして家庭に戻られて行くんです。それがとてもうれしいですね。また、旧病棟に作ったカフェも好評ですし、今後も各種イベントをやりながら、お子さま連れで気軽に立ち寄れる場所にしていきます」

子連れ大歓迎の気晴らしにもぴったりなカフェ「GARDEN café OASIS」
きれいに手入れされたお庭。夜にはライトアップも!

「また、大阪のマタニティカーニバルという祭典も開催しています。ほかにも、東大阪ふれあいまつりにもお力添えさせていただいています。保育所を含め、小阪地区を子育て推進地区にしていけるように、子どもを産み育てるよろこびをもっともっと広めていきたいと考えています」

利用者のためのお祝いディナーも豪華!

「ご利用者の方々に提供している“産院ごはん”も小阪産病院の自慢のひとつです。おいしくて体にやさしい、こだわりの産院ごはんもぜひご覧になってください」

ベビーカレンダー編集部


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