小阪産病院(大阪府東大阪市)産院ごはん

お母さんがよろこんで退院されることが何よりうれしい

給食課の責任者/管理栄養士 佐藤けい子課長

(以下、佐藤けい子課長)
「小阪産病院で提供する産院ごはんのコンセプトは以下の3つです」

  1. おいしくて体にやさしい料理
  2. 安心安全な料理
  3. 心に響くおもてなし

「患者様にはおふくろの味、家庭の味を提供したいと思っています。そして、雑穀・玄米・ハーブティーなどの身体に良いものを積極的に取り入れ、国産にこだわって食材選びをしています。特に自慢なのは、手作り味噌。これがとても美味しくて、自宅でも手作り味噌を作っているスタッフも多くいます。食材の仕入れはほぼ地元密着で、地元商店街のお肉屋さん、豆腐屋さん、パン屋さん、八百屋さん、酒屋さんなどから仕入れています。そして定期的に献立委員会を開き、スタッフ全員でメニュー提案をし、旬の食材をとりいれた献立を考えています」

「入院中に美味しかったからレシピを欲しいというお声をたくさん頂いて、家庭でも作りやすい4人分のレシピを作成しています。当院のホームページの『レシピ』でたくさんのレシピを見て頂くことが出来ます。伝えたいお料理が満載ですので是非作ってみてください。定期的に更新もしていますよ」

「そんな小阪産病院の産院ごはんが、“とっても美味しかった”とお母さんたちが喜んで退院されること、そして2人目、3人目の時に当院を選んでくださることが私たちの一番の喜びです」

イベントや行事食には手作りカードを添えて

いちばんのこだわりは専任のサービス担当がいること

笑顔で迎えてくださったディナーサービス担当のお二人

「産院ごはんを提供するスタッフはスタッフ総勢28人のうち、8人が配膳・下膳の専任スタッフです。また、ダイニングルームでの朝食バイキング、昼食、お祝いディナーの時は常にサービス担当者を置かせていただいています。心のこもったサービスをして差し上げたい私たちのこだわりです。ほんの数日の入院期間ですが、満足いくごはんを食べて頂きたいという思いで、料理だけでなく、こちらからお声かけができるサービスに力を入れています。おかげさまで、『まるでレストランみたい!名前も好みも知っていただいているのは嬉しい!』という声も。これは本当にありがたいことで、サービス担当のみんなに感謝しています」

「また、アレルギーなどの個別対応はもちろんのこと、患者様の好き嫌いにもできるだけ対応しているのも『美味しかった!』という声を聞きたいから。手間は度外視して実施しています」

毎日のミーティングで満足度アップを図ります!

最上階にあるダイニングルーム

「患者様には食事のアンケートをお願いしています。記入して頂いたアンケートはスタッフみんなで共有し、不満と書かれたことについては改善に向けてすぐに話し合います。早番と遅番の引継ぎのミーティングの時には申し送り事項をきちんとし、しっかりと患者様をフォローしています。問題が起こらないように、さらに起こったとしてもすぐに改善できる運営体制を整えています。できるだけ不満の声を減らし、満足度アップを図ります」

ひとりで悩まず、管理栄養士に相談してみてください!

「お気軽にご相談ください」とお話ししてくださった管理栄養士の方々

「昨年のマタニティーカーニバルでのことですが、近隣の産婦人科病院の管理栄養士仲間で、つわりで苦しんでいる人向けに症状別の食べ方や注意点やレシピについてお話したことがあります。私たちは毎日たくさんのお母さんたちのサポートをしていますので、妊娠中の食事のことは何でも気軽に相談してください。もちろん、管理栄養士でなくてもいいのですが、妊娠中・産後の不安は我慢せずに周りの人に相談することが楽になる改善策ではないでしょうか。我慢しないでくださいね」

「もうひとり産みたい!」と思っていただける食事を目指して

リーガロイヤルホテルの桶谷幸司シェフ

(以下、桶谷幸司シェフ)
「お祝いディナーは、月水金土の週4回、毎回20名程度の方へ提供しています。レストランで培ったノウハウを活かし旬の食材を使う事にこだわり、季節を感じられるメニュー作りを心がけています」

「小阪産病院のレストランを思わせるようなダイニングルームで、料理を提供する事で私の料理も引き立つと思います。出産という大役を終えたお母様達の喜びのひと時をささやかですが私の料理で、お祝いさせて頂いています」

美しい盛り付けにもこだわる桶谷シェフ
5・6月のお祝いディナー

 

  • サーモンのタルタル えんどう豆のクーリ 西洋わさび風味
  • 新ごぼうのポタージュスープ
  • いさきのポワレ 緑色野菜のコンディマン
  • 牛フィレ肉のステーキ 米茄子の蒸し煮添え
  • びわのコンポートとアーモンド風味のムース
  • コーヒー or 紅茶

 

7・8月のお祝いディナー

 

  • 天使の海老と魚介の冷製ブイヤベース
  • とうもろこしとセロリのポタージュスープ
  • すずきのロースト 香草風味と夏野菜のグリル
  • 牛フィレ肉のステーキ 赤ワインソース
  • パッションフルーツのムース 白桃のスープ仕立て
  • コーヒー or 紅茶

 

11・12月のお祝いディナー

 

  • 海の幸と野生米のガトー 冬の彩りプレート
  • 蕪のポタージュスープ カプチーノ仕立て
  • 鮃のポワレ スパイス風味のソース アンディーブの蒸し煮添え
  • 牛フィレ肉のステーキ マデラ酒ソース きのこ添え
  • 洋なしのタルト
  • ハーブティー or コーヒー

 

「ぜひ、小阪産病院でしか食べられないお祝いディナーを食べにきてください。自信をもって提供させていただきます!」

新病棟にリニューアル、ますます勢いのある小阪産病院

昨年新病棟になった小阪産病院

今年で創立85周年になるという小阪産病院。その4代目である竹村秀雄理事長に、小阪産病院のこれまでの歴史や今後の地域づくりの話を伺ってきました。ぜひ、こちらもご覧ください。

ベビーカレンダー編集部


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