【助産師監修】“背中スイッチ”の攻略法!赤ちゃんの寝かしつけのコツ
抱っこで寝かしつけてベッドなどに置くと途端に泣き出してしまう現象、いわゆる“背中スイッチ”に悩まれているというお話をよく聞きます。途中で諦めて抱っこし続けているママも多いと思いますが、それでは他のことができなくて、困ってしまいますよね。じつは、この現象を克服できる方法があるのです。
- 【目次】
- ・背中スイッチを発動させない寝かせ方
- ・スイッチは背中ではなく胸と足にあった!
- ・ベッドに寝かせるときのポイント
- 監修者:助産師 宮川めぐみ
背中スイッチを発動させない寝かせ方
1.抱っこで寝かしつけたら、ママと赤ちゃんの体がくっついている状態で、ベッド(クッション)にそーっと着地させます。
2.赤ちゃんの様子を見ながら、腕をそーっと抜き、落ち着くまでそのままの体勢を保ちます。
3.片方の手を赤ちゃんの胸に添え、身体をゆっくりと離します。
6.しばらく手は添えたままにして、落ち着いた(眠りが深い)ことを確認したらそっと手を離しましょう。
スイッチは背中ではなく胸と足にあった!
赤ちゃんを寝床に下ろすと目を覚ましてしまう、この現象を“背中スイッチ”といいますが、じつは“スイッチ”は背中でなく、胸と足の付け根にあると言われています。だから、胸に最後まで触れているとママから急に離れた感覚がなく、安心して寝ていてくれるのです。
ベッドに寝かせるときのポイント
●ひとつひとつの動作は時間をかけましょう
●赤ちゃんが落ち着いて眠るまで、動かずに待ちます
●手のひらで胸を温めて、そっーと離すのがコツ
とにかく、ゆっくりじっくりおこないましょう。これが成功するようになれば、時間に余裕ができて、毎日のいろいろなことがかなり楽になるはず。ぜひお試しくださいね。
監修者:助産師・特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ※ 宮川めぐみ
2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。産科病棟にて約12年間助産師として勤務し、多くの妊産婦、褥婦、新生児のケアに関わる。現在は個人で東京23区内で新生児訪問、母乳育児相談を中心に母子のケアに携わる。
※ベビーウェアリングコンシェルジュとは、親子ともに安全で快適な抱っこやおんぶを指導します。素手だけでなく、各種道具(子守帯)を使っても実現できるように指導できる技術を有しており、専門の教育を受けた者です。世界中には60以上のベビーウェアリング・スクールが開設されています。日本ではだっことおんぶの研究所が主催する養成講座のみがベビーウェアリング・スクールとしてカウントされています。