子どもの生活習慣は家庭で身につける!早寝、早起きでいこう。

就寝時間が遅い子どもには、情緒不安定な傾向が見られます。家庭の生活の中で「子どもの生活リズム」を最優先に考え、早寝早起きの習慣を身につけましょう。

 

 

遅寝・遅起きの子どもは、情緒が不安定になりやすい!

しつけの悩みのアンケートでは、親の就寝時刻が遅いため、子どもの就寝時刻も遅くなりがち、という回答がいくつかありました。富山大学教授の神川康子先生の調査によると、就寝時刻が22時半を過ぎる幼児には、半数以上に情緒不安定な傾向がみられるそうです。就寝時刻が遅いと起床時刻も遅くなり、朝ごはんも食べられず、排便も不規則になりがちです。朝からぼーっとして1日の活動が減ったり、イライラして攻撃的になったりすることもあります。1日の活動の質や量は、早く寝ている子どもに比べて、3分の1になるそうです。

 

 

就寝時刻は21時前に。親が付き添って

乳幼児の場合、就寝時刻は21時前、起床時刻は6〜7時が理想。昼寝は適度に切り上げて、夜にたっぷり眠るのが大切です。骨を伸ばし、体の免疫力を高め、傷んでいる脳細胞を修復してくれる成長ホルモンは、22時〜翌2時に分泌量のピークを迎えます。その時間帯までに、深く眠っているのがベスト。早寝、早起きは、子どもの脳の順調な発達を促し、情緒の安定につながる重要な生活習慣です。寝る時刻は、子どもに任せるのではなく、親が寝ることを促さなければいけないもの。家庭の生活の中で「子どもの生活リズムを最優先」に考えてみましょう。

 

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【STEP 1】 就寝時刻を決めよう!21時前にはお布団へ

まずは、家庭で就寝時刻を決めましょう。一番寝つきのよい時間帯は20時半から21時までだそう。その時間帯に寝ると、翌日の活動の質がUPします! 就寝時刻を決めたら、夕食やお風呂の時刻を逆算してみて。早寝のためには、夕食時刻は遅くても19時前後。いつまでも起きている子どもには、「寝よう」を言うことが大切。早寝が身につけば、自然と夜ふかしができない体になっていきます。

 

遅寝の子は15分ずつ早めて

22時に寝かせていた子どもを、急に21時に寝かせるのは難しいもの。「15分早めた時刻を1週間続ける」を繰り返して、21時に寝られるようにしましょう。

 

 

【STEP 2】 起床時刻を決めよう!6〜7時に起きる

朝の光を浴びると自然に目は覚めるもの。でも、乳幼児の時期は、ママが起床を手伝っている場合がほとんど。布団をはぐったり怒ったりして起こすのはNGですが、遅くても7時までには起こしましょう。朝食の目安は起床の30分後。菓子パンなどで済まさず、栄養を考えた食事を用意してあげましょう。晩ごはんの残りでもOKです。朝食後に排便があれば、1日の始まりはパーフェクト。

 

朝寝坊は2時間まで

土・日曜は朝寝坊しがち。いつもの起床時間と比べて、2時間以内の差なら大丈夫だそう。2時間を超えると、次週の生活に影響がでるので注意して。

 

 

【STEP 3】 楽しみをプラスして!楽しみの要素を入れて伝えよう

生活習慣は、楽しみの要素を入れて子どもに伝えるのがおすすめ。子どもが寝るときはハイタッチできっかけを作る家庭もあるそう。寝る前のコミュニケーションは効果があるので、親子で楽しんでみて。厳しすぎて、子どもが苦しくならないように、生活を楽しむということを忘れずに。

 

 

神川先生のワンポイントアドバイス

理想の日を増やす気持ちで!

早寝・早起きは、理想の日を増やす気持ちで始めてみましょう。イベントや特別なことがあった日は、少し遅く寝るのもOK。テレビ番組は、選んで観たり録画を利用したりと家庭でルールを作りましょう。

 

 

 

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