【医師監修】赤ちゃんと大人の耳・鼻・のどの違い

赤ちゃんのとっても小さな鼻や耳。お掃除したくても、どの程度までおこなっていいものか、おそるおそるのパパやママも多いようです。今回は日常のケアのポイントと、よくあるトラブルの見分け方など、小児の症状に詳しい耳鼻咽喉科飯野ゆき子先生にお答えいただきました。

 

【医師監修】赤ちゃんと大人の耳・鼻・のどの違い

 

飯野ゆき子先生
●東京北医療センター 耳鼻咽喉科
●日本小児耳鼻咽喉科学会理事
NHK「きょうの健康」など出演多数。明るくてとてもやさしい先生です!

 

 

基礎知識編

大人とはどう違う 赤ちゃんの耳・鼻・のど

 

【医師監修】赤ちゃんと大人の耳・鼻・のどの違い

 

●子どもの耳は大人とどう違う?

 

・耳の穴が小さい
・耳管は大人にくらべ短くて、水平である
・外耳道が狭い
・鼓膜が耳の穴に向かって鋭角になっている
・柔らかい(傷つきやすい)

 

大人と違って、ただ中をのぞいても耳の中は見えません。親御さんが耳の中の状態を見るときは、明るいところで、耳の上部を持って「後ろ」にひっぱると、見えやすいと思います。

 

耳管(耳と鼻をつなぐ管)の角度が水平にできていて開放ぎみ、また、頭も小さいので耳管が短く、簡単に「鼻」の中や「のど」のばい菌が「耳」のほうへ入っていきやすくなっています。

 

そういった構造的な理由プラス、子どもは風邪をひきやすく、免疫機能もとても弱いので、いろいろなトラブル(特に中耳炎)になりやすい、と言えるでしょう。

 

                                 監修/飯野ゆき子先生

 

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