肛門周囲膿瘍の外科的処置を受けるのが不安です

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育児のQ&A

肛門周囲膿瘍の外科的処置を受けるのが不安です

生後2カ月半になる息子に、肛門周囲膿瘍ができてしまいました。小児科を受診したところ、まだ膿が出るレベルではないようで、抗生物質を服用することになりました。薬で治らなければ外科を受診しなければならないそうで、こんなに小さいうちから外科的処置を受けるのはかわいそうだなと感じています。
肛門周囲膿瘍は1歳くらいまでは何度も繰り返す、家庭で膿を出し続けなければならない、切開を何度もしなければならない、ひどい場合は手術を受ける、といった情報を見ているうちに、不安になってしまいました。外科的処置を受けなくても済む方法はないのでしょうか?

 

「肛門周囲膿瘍」は、肛門の周りが赤く腫れて膿をもつようになる病気です。生後1カ月前後から1歳くらいの乳児期の赤ちゃんに、比較的よく見られる病気です。この病気には、二つの原因が考えられています。一つは、おむつかぶれによる皮膚からの感染を原因とするものです。もう一つは、肛門の奥の腸からの炎症が皮膚に及ぶもので、「乳児痔瘻」と呼ばれています。一般的に肛門周囲膿瘍は、後者の乳児痔瘻を指します。乳児痔瘻は男の子に圧倒的に多く,生後2~3カ月までに発症することが多いです。

肛門周囲膿瘍では、赤く腫れた部分が膿をもってブヨブヨとした感じになれば、そこに少し穴を開けて溜まっている膿を外に出します。乳児痔瘻による膿瘍は再発を繰り返すことが多いですが、多くの場合は1歳で自然に治ります。また、再発しないように漢方薬を飲み、経過を見ることもあります。お近くに小児外科があれば一度診察を受け、正しい情報と今後の見通しについて確認されることをおすすめします。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール


三石知左子(みついしちさこ)先生

東京女子医科大学母子総合医療センター講師などを経て、葛飾赤十字産院院長。

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