へその緒はすぐに切らない方が赤ちゃんの健康にいいの?

「赤ちゃんのへその緒は、出産後3分間ほどたってから切断するとへその緒の血液中の鉄分値が良好になり、赤ちゃんの健康によい」というニュース記事を目にしました。実際、そうなのでしょうか? 逆に、黄疸など、悪い影響も考えられるのでしょうか?
 

臍帯切断のタイミングは、以前から度々議論されてきました。以前の日本では、臍帯の拍動が止まってからの切断が一般的でしたが、今は拍動停止を待たず、早期切断が施行されるようになっています。これは、黄疸を防ぐためです。とはいえ、施設や医師、助産師の考え方によって、臍帯切断のタイミングはさまざまであるのが実情です。切断前に臍帯をしごき、臍帯血管内の血液を胎児に移行させてから切断することをすすめられることもありました。最近の海外の報告では、分娩から1~3分後に臍帯を切断することで、子どもの貧血予防になり、予後にもよいと言われています。しかし、この方法は黄疸の出やすい日本人や多血症になりやすい巨大児には向かないとも言われ、人種や子どもの状態によって対処した方がよいという意見もあります。臍帯切断については、今度のさらなる研究が待たれるところです。

質問に対する答えは、あくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三石知左子(みついしちさこ)先生

東京女子医科大学母子総合医療センター講師などを経て、葛飾赤十字産院院長。

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