へその緒がとれたあとに出血が続いています

おなかの中で赤ちゃんと胎盤をつないでいる臍帯は、臍静脈と臍動脈でできており、これを通して酸素や二酸化炭素、栄養をお母さんと赤ちゃんとの間でやり取りします。誕生すると、赤ちゃんは自分で呼吸をして栄養も口から取るようになるので、臍帯は不要となり、結紮してへその緒になります。赤ちゃんの体内側の臍動脈や臍静脈も、「索」というひも状の痕跡のようなものになりますが、まだそこに血液が少し残っていると、へその底が完全に閉じる前に少量の出血が生じたりします。これは珍しくありません。凝血したものは不潔なので、取って消毒してください。生後1カ月くらいまでには落ち着いてきます。1カ月健診時には、へその出血の状況を医師に話して、へその状態をよく見てもらうようにしてください。