不規則抗体が陽性で、抗体が同定できないと言われました

妊娠11週目のときに実施した血液検査で、「不規則抗体が陽性で抗体が同定不能」という結果になりました。次は、妊娠7カ月に血液検査を実施する予定ですが、心配でなりません。精密検査を受ければ抗体が同定でき、溶血の影響なども分かるのでしょうか? それとも、抗体が同定できないこともあるのでしょうか? 同定できないとしても、採血や羊水検査で、胎児への影響が判明するのでしょうか?
 

不規則抗体とは、ABO式血液型以外の血液型に対する抗体を総称したものです。胎児の血液型抗原が母体にない場合、それに対する抗体が母体につくられ、胎盤を通って胎児に移行します。すると胎児赤血球が破壊され、胎児が高度の貧血になり、危険な状態になります。これを「血液型不適合」と言います。不規則抗体の中で臨床的意義の大きいものは、Rh式血液型であり、母体の血液型がRhマイナスで胎児がRhプラスの場合、血液型不適合が生じます。それ以外の不規則抗体では、さほど問題になることはありません。不規則抗体が陽性であると「血液型不適合妊娠」と診断され、抗体の検索がおこなわれます。不規則抗体の抗体価により、ある程度胎児の症状の重症度を推測できます。抗体価が高い場合、羊水検査や胎児採血をおこなうこともありますが、抗体が同定できないのは、陽性反応が軽度で判定できないためではないかと思います。その場合、おそらく問題にはならないかと思いますが、詳しい状況を主治医の先生にお尋ねになることをお勧めします。

質問に対する答えは、あくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

天神尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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