不規則抗体の胎児への影響について
現在、妊娠32週です。先月、血液検査で不規則抗体が陽性と言われました。今のところ胎児に影響はないようですが、臍帯を切るときに移行するかもしれないと言われました。その確率や胎児に与える影響などについて教えてください。
不規則抗体は、赤血球抗体の特異なものであり、以下の3つがあります。
1.Rh式不適合に関係する抗体
2.ABO不適合に関係する抗体
3.その他の不規則抗体
妊娠したときに母体にない赤血球抗原が胎児に存在すると、抗体が母体にでき、それが胎盤を通過して胎児に移行し、免疫反応を起こします。これは、血液型不適合妊娠と言って、母児間に血液型不適合の組み合わせが存在したため、その免疫反応により、新生児溶血性疾患が生じるものです。実際には、1のRh式血液型不適合によるものが多いため、Rh(-)の妊婦さんには検査がおこなわれます。溶血性疾患の重症度を調べる出生前診断では、重症の発生頻度は、Rh(-)の妊婦がRh(+)の胎児を妊娠した中の4%と言われています。「臍帯を切るときに移行するかもしれない」とは意味がよくわかりませんので、受診した産婦人科で確認してみてください。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
\ この記事にいいね!しよう /
現在ログインしていません。ログインしますか?
あわせて読みたいQ&A
妊娠32週のQ&A一覧へ