子どものとびひは妊娠中の体に影響しますか?
子どものとびひは妊娠中の体に影響しますか?
「伝染性膿痂疹」は、掻きこわすと他の部位に急速に広がっていくことから、「とびひ」と呼ばれています。ほとんどは、表皮から黄色ブドウ球菌が侵入して増殖し、水疱ができると、やがて膿疱(皮膚に膿がたまったもの)、びらん(ただれ)となり、周囲に拡大していくものです。抗生物質の軟膏と内服薬の治療によって、数日で治ります。治療薬の「ホスミシン」を妊娠中に使用しても問題はありません。とびひは乳児から学童期に多く、成人にできることは少ないです。妊娠中は免疫力が低下しているため注意が必要ですが、予防をしっかりしていれば、お子さんからうつされるリスクは避けられます。生活上の注意としては、次のような点があります。
・分泌物がつかないように、お子さんの患部に抗生物質軟膏を塗り、その上にガーゼや包帯を当てて、保護する。
・患部には菌がたくさん生息しているので、処置後は手洗いをしっかりする。
・すり傷、虫さされ、湿疹の部位に続いてできることが多いので、それらを早く治す。
・日ごろの入浴で皮膚を清潔にする。ただし、お子さんの患部が乾燥するまでは、浴槽にはつからせず、シャワーで済ませる。
・タオルは共用しない。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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