妊娠中に蚊に刺されたら?

妊娠2カ月目の初妊婦です。夏本番ですが、気になるのが「蚊」です。妊娠は、蚊に刺されても大丈夫なのでしょうか? 他の人を刺した蚊が、自分を刺して感染症などにならないかと心配です。
妊娠中に蚊に刺された場合の処置なども、教えていただけますか?
 

蚊に刺された場合、ウイルス感染が気になるところです。ただ、発病に至る「感染」の状態になるには、一定以上のウイルス数が体内で定着することが前提です。人間には病原体から体を保護する免疫機能があるため、現在の日本では、蚊の持つウイルス程度で「感染」になるケースは少なくなりました。
蚊を媒介とした感染症では、「日本脳炎」が恐れられてきました。しかし、現在の日本の成人の多くは、子どもの頃に予防接種を受けて抗体を持っていると思われますし、環境改善などにより、蚊に刺される機会や蚊のウイルスの保有率も減少し、患者数も減少しています。ちなみに平成17年からは、定期予防接種の積極的な推奨が、差し控えられています。
蚊に刺されないようにするには、蚊の発生しやすい場所に近寄らないこと。そうした場所に入るときには、虫よけスプレーや虫よけグッズを利用するといいでしょう。刺された場合、通常は自然に治りますが、ジクジクしたり治りが悪い場合には、冷やしたり、抗ヒスタミン剤のクリーム(かゆみ止めクリーム)を塗るとよいでしょう。

質問に対する答えは、あくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

天神尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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