帝王切開の痕が子宮とくっつき窪んでいます

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妊娠・出産のQ&A

帝王切開の痕が子宮とくっつき窪んでいます

1年前に帝王切開で出産しました。傷跡があるラインに沿って、下腹部に窪みができています。受診をしたところ、「傷跡が肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)になり、その部分が子宮とくっついているから窪んでいる」と、説明を受けました。そのような状態でも、次の妊娠は可能なのでしょうか? 子宮の伸びが悪くなり、出産に危険が生じるようなことはないのでしょうか?悪露が3カ月間続きましたし、生理再開もまだなので、子宮の状態が心配です。

 

通常は、子宮と腹壁の一番内側にある腹膜が癒着するくらいで、皮膚の表面まで引っ張るほどの状態になることは、ほとんどありません。この方の場合、おそらく皮膚とその下の脂肪がつれて窪んでいるものと思われます。腹壁は、外側から皮膚、脂肪、筋肉、腹膜で構成され、子宮は腹膜に囲まれた骨盤腔内の中にあり、普通は腹壁のいちばん内側の腹膜と子宮は離れています。したがって、それらが癒着して皮膚に窪みが生じるほどの症状は、反復回数の多い手術時や、やせていて腹壁が非常に薄いか、かなり強い癒着が生じたときに起こります。次回妊娠すると、手術の傷跡の窪みがさらに顕著になるかもしれませんが、子宮の表面の癒着くらいなら問題はありません。帝王切開後は、子宮収縮が不良になりやすいため、悪露が少々長引くことはありますが、月経はそろそろ再開させた方がいいでしょう。現在授乳していても、そろそろ卒乳の時期でしょうから、授乳をやめる準備を始められた方がよろしいかと思います。卒乳後2~3カ月経過しても月経が来ない場合は、産婦人科を受診してください。

質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。

監修者プロフィール

三鷹レディースクリニック院長
天神 尚子(てんじんひさこ)先生

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。

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