片方の胸の授乳時によく吐きます
1カ月21日目の息子を完全母乳で育てています。最近、片方のおっぱいを飲ませたあと、もう一方のおっぱいを飲ませようと乳首を口にふくませると、オエッとなって吐くことがよくあります。吐く量は少しだけのときもあれば、首まわりがびっしょり濡れるくらい吐くこともあります。毎回とは言いませんが、わりとしょっちゅう吐きます。月齢が低いうちはよく吐くとは聞いていますが、逆流性食道炎などの病気なのではないかと不安になります。授乳間隔は2~3時間おきで、飲みっぷりも悪くありません。吐いたあとも飲みます。
片方のおっぱいを飲ませたあと、もう片方のおっぱいを飲ませようとして吐く場合、姿勢を変えたときに胃が圧迫されて、飲んだおっぱいが食道に逆流することが考えられます。新生児のころは「噴門部」と呼ばれる食道と胃のつなぎ目が緩いため、飲んだおっぱいが食道のほうに逆流して吐くことがよくあります。これは月齢とともに改善します。元気で体重増加も順調であれば、縦抱きの時間を長めにする、授乳後にはすぐに横にせず少し上半身を起こしておく、といった工夫をしてみてください。ただし新生児期の頻繁な嘔吐は、病気の可能性もあるため注意が必要です。「先天性肥厚性幽門狭窄症(せんてんせいひこうせいゆうもんきょうさくしょう)」や「逆流性食道炎」が、新生児期によく見られる病気です。先天性肥厚性幽門狭窄症は、飲むと噴水のように吐いて体重が増えず、やせていくのが特徴です。逆流性食道炎は、吐く前に少し嫌な表情をしたり、毎回着替えが必要なほど大量に吐くことが多いですが、体重の増加は保たれています。これらの症状に心当たりがあれば、受診が必要です。