黄疸が長引いています

黄疸が長引いています

現在、生後55日目になる子どものことで相談です。在胎39週1日、2,998gで生まれ、アプガースコア1分後8点、5分後9点でした。生後すぐ一過性多呼吸で挿管され、生後4日目で抜管しました。生後3~6日まで黄疸による光線治療をおこない、採血などの結果から生後14日目に退院、退院時の体重は2,917gでした。そのころから白目は黄色がかっていましたが、生後20日の外来での簡易測定では11.0で、再治療はありませんでした。1カ月健診でも体重3,825gと順調に増加し、そのほかの指摘もありませんでした。しかし、現在も皮膚、白目は黄疸が残っているのか、黄色、薄茶です。同時期の子どもと比べても日に焼けたような色をしています。この肌はいつか白くなるのでしょうか。白くなるなら、どのように白くなっていくのでしょうか? 今は母乳と、育児用ミルクを1日2回、合計200mlほど追加しています。
便は黄色〜黄緑で異常はないです。

専門家の回答

便色は異常がないので胆道閉鎖の可能性は低いと思います。黄疸にも2種類あって、黄色い黄疸と褐色の黄疸があります。血液検査では後者は直接ビリルビンが高いことが特徴で、前者は直接ビリルビンが高くないタイプです。胆道閉鎖等の胆汁のうっ滞があるときは直接ビリルビンが高くなります。時々光線療法を直接ビリルビンが高いときにおこなうと、皮膚の日焼け様の色素沈着を認めることがあります。現在は便の色は正常であるなら直接ビリルビンが高くはないと思います。もちろん数値から20未満なので光線療法の適応でありません。経過観察でよいと思います。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者松井潔(まつい きよし)先生

愛媛大学医学部卒業
神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント
国立精神・神経センター小児神経科レジデント
神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て
現在,同総合診療科部長
小児科専門医,小児神経専門医,新生児専門医
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