もうすぐ7カ月ですが、首の揺れが収まらず腰もすわりません

もうすぐ7カ月ですが、首の揺れが収まらず腰もすわりません

もうすぐ生後7カ月になる娘の首の動きについて質問します。娘は、出生体重1,881gで誕生しました。在胎週数は39週6日で、胎盤が小さいために胎内で育ち切らなかったとのことです。

ミルクのみで育てていますが、体重の増加はあまり良くなく、哺乳量も同月齢の子に比べるととても少ないです。1回量140mlをいまだに3時間おきにあげていますが、140mlを毎回飲み切ることはほとんどありません。体重は、現段階で6.2㎏です。

首のすわりは4カ月健診時に確認されていますが、そのころからずっと気になっているのが、縦抱きにしているときに首がカクカクと頷くような感じで揺れることです。首に力が入らないのか、首が後ろに思い切り倒れていくことが今でもあります。生後5カ月ごろに予防接種を受けに行った際、医師にその動きを見ていただいたのですが、うつ伏せにすると顔を上げるから問題はなく、首はすわっていると言われました。しかし、とても気になったため、念のためてんかん発作の確認で脳波を調べていただきましたが、異常はありませんでした。

娘は数日前にやっと寝返りをマスターし、常にコロコロ動いていますが、そのときには首をしっかり上げてキョロキョロしています。寝返りによって首の筋力がつき首の揺れがなくなるかと思いましたが、頷くような動きはなくなりません。

離乳食の際にも、ベビーチェアでは首が揺れてうまく食べられないため、バウンサーに座らせ、背もたれで首を支えて食べさせている状態です。腰はまったくすわっておらず、1人で座れる気配もありません。

低出生体重児で生まれたために身体の成長が全体的に遅いだけなのか、それとも、首の神経や筋肉などに何か異常があるだろうかと気になっています。出産後はNICUからずっとお世話になっている先生に、健診、予防接種、体重チェック等をすべてお願いしています。しかし、首の状態がどうしても気になってしまいます。私の気にしすぎなのでしょうか? それとも、何かの病気の可能性があるのでしょうか?

専門家の回答

出生体重が1,881gですと低出生体重児(出生体重2,500g未満)になりますが、在胎週数は39週6日なので正期産児ですね。在胎37週未満で生まれると早産児として、出産予定日から数えた修正月齢で体重・身長や発達を評価します。しかし、この赤ちゃんの場合は正期産児なので、小さく生まれても早く生まれたわけではないため、そのままの月齢で評価することになります。

もうすぐ生後7カ月になる子の運動発達では、首がすわり、寝返りができ、両手で支えながらおすわりの姿勢をとれるようになっているのが一般的です。体重がまだ少ないようですが、体格のバランスはいかがでしょうか? 人間の体の成長では、脳神経細胞が最初に完成します。したがって、低出生体重児で生まれた赤ちゃんの多くは、相対的に頭が大きくなります。頭が大きいとそれだけ重くなるため、首がすわっているとしても、時間がたつとグラグラしてきたりします。また、うつぶせの姿勢から首を持ち上げる動きは、首と背中の伸展筋群の発達と両腕と両足の支持によって可能となります。一方、仰向けの姿勢から引き起こしたときに首が付いてくる動きには、頸の屈筋の発達と腹筋の収縮が必要です。

NICUの先生は、小さく生まれたお子さんの発育発達の特徴をよくご存知だと思います。不安に感じたことは健診の際に質問されることをおすすめします。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者三石知左子(みついしちさこ)先生

東京女子医科大学母子総合医療センター講師などを経て、葛飾赤十字産院院長。
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