ウテメリンの治療について

ウテメリンの治療について

出産予定日は12月24日と言われています。およそひと月前の9月29日より、おなかが張るという理由で入院し、ウテメリンの点滴治療をしています。最初のころ、おなかが張る原因は子宮の細菌感染だと言われました。薬(おそらく抗生物質)により、細菌はなくなったと聞きました。それでもおなかの張りがなくならないため、現在の治療法としては、ウテメリンを打ち、張りがなくなったらやめて、また張りが出てきたらウテメリンを打つということを毎日繰り返しています。何回も繰り返すため、おなかの張りがなくなることはないのかと思っているときに、雑誌で少し違う治療法が載っていました。その方は、同じ細菌感染によるおなかの張りで薬により感染はなくなりました。そのあとウテメリンをずっと打ちつづけて徐々に弱くして行く方法で、おなかの張りはなくなったとのことでした。その記事を読んで、ウテメリンの使い方によっては張りがなくなるのであれば、なぜ私はなくなりそうもないのか、打ってはやめてまた打ってという方法なのか、と思い質問させていただきました。現在、福井県に在住しています。希望としては大阪での里帰り出産を希望しています。病院からは、赤ちゃんの推定体重が最低2,000gにはならないと無理ということを言われています。ただ今のままでは、赤ちゃんが2,000gになっても帰れるのかという不安もあります。2~3時間の道程になると思いますが、そのようなことが可能なのかもお聞きしたいです(張りを押さえる強い錠剤があるのかなど)。

専門家の回答

一般的な切迫早産のウテメリン治療は、改善するに従って徐々に点滴数を下げて、経口的なウテメリン治療に移ります。もちろん、滴数を下げたり、点滴から経口にと思っていても、またおなかが張ってくれば元に戻したりしてと、スムーズに進まない場合もあります。この方の場合は、詳しい治療内容も不明なのではっきりしたことは言えません。主治医に時間をとってもらい、納得ゆく説明を受けたほうがよいと思います。聞きづらい状況やその他の事情もあるのかもしれなませんが、それだけでもご本人にとってはストレスで、おなかも張るのではないでしょうか。一般には、妊娠36週0日以降は児の大きさも標準で2,500g以上はあり、ほぼ臓器も成熟していますから、仮にお産になっても大丈夫なため、ウテメリンの治療を中止する施設が多いです。この方も11月の末には妊娠36週に入りますし、児の大きさも問題なくなっていると思います。里帰りについてはやはり子宮口の状態もあり、主治医の先生同士での連携プレーが必要なので、ぜひ遠慮せず相談されたほうがいいです。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
専門家に無料で相談できます

自分だけではどうしても解決できない不安やお悩みは、助産師・管理栄養士などの専門家に個別相談してみませんか?


\ この記事にいいね!しよう /
現在ログインしていません。ログインしますか?
シェアする

育児に見ておきたい動画
もっと見る

ベビカレアプリ
新コーナー!

✨今すぐ✨
チェック →