妊娠後期に腎盂腎炎にかかりました

妊娠後期に腎盂腎炎にかかりました

妊娠34週です。先日高熱が出て、頭痛、腰痛、腹痛や横腹の痛みで眠れず、食欲不振になってしまいました。夏風邪か夏バテか後期悪阻なのか分からず、診察していただくと腎盂腎炎にかかっていました。これは、妊娠するとかかりやすいものなのでしょうか?
体調には気をつけていたつもりですが、原因にはどんなことが考えられるのでしょうか? 点滴を受けに2~3日通い、4日分処方薬をいただきましたが、それで治りますか? 出産後に再発する可能性はありますか? 予防方法などはあるのでしょうか?

専門家の回答

妊娠中には、増加したプロゲステロン・ホルモンにより尿管が弛緩しやすくなり、また増大した子宮や怒張した卵巣静脈による尿管の圧迫などで、尿のうっ滞が起こりやすくなります。こうして膀胱内の細菌が尿管に逆流すると、腎盂腎炎の原因となるのです。
細菌性腟炎や無症候性細菌尿(尿中の細菌が多いが膀胱炎症状がない状態)が併存している場合や、不潔な性交やシャワー、トイレの不適切な使用などが影響する場合もあります。
妊娠中の腎盂腎炎は、発熱、嘔気、倦怠感などの症状だけが現れ、腰痛を伴わないこともあるため、風邪や胃腸炎と間違えることがあります。抗生物質の点滴投与によって治療をおこないますが、治療が遅れると子宮収縮をきたし、切迫早産に進展することもあるため、注意が必要です。
腎盂腎炎は産後に起こることもあるため、疲れをためない、水分をしっかりとる、冷えを予防する、排尿を我慢しない、といったことを心がけ、予防することが大切です。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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