高位破水の検査はどのようにおこなわれますか?

高位破水の検査はどのようにおこなわれますか?

妊娠36週の初産婦です。2カ月前から下着が湿った感じがありましたが、「妊娠中はよく尿もれやおりものがある」と聞いていたので、ずっと放置していました。最近「高位破水と尿もれは似ている」と耳にし、怖くなってすぐに病院で診てもらいましたが、破水ではありませんでした。しかし、腟に器具を入れた検査がかなり痛かったです。カーテンの向こうで見えず、どのような検査だったのかはわかりませんでしたが、器具で腟に刺激を与えることで、逆に破水しないのだろうかと心配になりました。実際に、高位破水の検査はどのようにおこなわれているのでしょうか?

専門家の回答

「産婦人科診療ガイドライン」では、診断は患者の自覚症状、腟内の羊水貯留、腟内の羊水貯留物のpH検査(アルカリ化するため)、腟分泌物の胎児フィブロネクチンやα-フェトプロテインなどの生化学物質を検出するキットなどによっておこなうとされています。いずれの検査も、破水させるような手技を使うことはありません。高位破水の診断は困難なこともありますが、破水した場合には経過をみていくと明確な自覚症状が出てきたりしますし、24時間以内に陣痛が出現することがほとんどです。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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