母と父が手伝ってくれた里帰り出産から一変、自宅に戻ると家事と育児の目白押し。初めての育児にいっぱいいっぱいで余裕なんてないけれど、ちゃんと育てたいし暮らしたい。そんな平日ワンオペの私が実践した、心がラクになった3つの方法をお伝えします。
おかずは同時に3食分を作る
里帰りから帰ってきて最も負担に感じたことは食事作りでした。栄養も考えて3食作るのはとても大変だったのです。作り始めても娘が泣くとそこでストップ。午前中に切りかけた野菜が夕方までまな板の上にそのまま……なんてことも少なくありませんでした。
そこでキッチンに立つ時間を減らすため夕食の汁物をたくさん作り、翌日の朝・昼食まで食べようと考えました。メインのおかずは焼くだけの魚や肉、朝昼のつけあわせも夕食の汁物の調理時に一緒にゆでておくことにしたのです。
汁物の中に数種類の野菜を大量に入れて栄養不足を防ぎ、飽きないようにみそ汁やポトフなど味を変えて工夫していました。
掃除機での掃除をやめる
次に困ったのは掃除です。それまでは3日に1回くらいしか掃除機をかけていませんでしたが、生まれたばかりの娘がいるので毎日掃除したい! しかし、掃除機をかけると大きい音にびっくりして泣き出します。そこで思い切って掃除機をやめ、フローリングワイパー&コロコロ、気になる場所だけ拭き掃除に切り替えることに。
それだけでは埃が気になるので、週末パパがいるときに抱っこしてもらって掃除機をかけるようにしました。はじめは神経質になっていましたが、時間が節約でき、娘と一緒にお昼寝もできるようになりました。
短時間でもひとりで外出
平日はずーっと娘と一緒です。当たり前ですが、どこへ行くのにも連れて行き、週末は家族でおでかけしたりします。しかしある休日、娘をパパに預けて自分ひとりで整体に行ったとき、すごくラクな時間が過ごせてうれしかったのです。
いつもは娘を抱っこやおんぶで様子を気にしながら用事を済ませていますが、ひとりだと簡単にやりたいことができる……。その喜びに気付いたのです。それからは月に2~3回ほど、パパに娘をみてもらって買い物や病院などひとりで外出する時間をつくっています。2時間という短い時間でも好きなように行動できることで、普段の娘との時間がより愛しく思え、イライラすることが減りました。
育児や家事は、ひとりでできることに限界があります。まったくできずに落ち込んだりイライラしたりしましたが、自分なりに手を抜いて少し余裕を持てたことで、娘と過ごす時間がよりかけがえのないものに感じられるようになりました。
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イラスト/sawawa
監修/助産師REIKO
著者:小田かすみ
1歳になる娘を子育て中の元教師。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育ての体験談を執筆している。