夫の独自ルールに驚いた新婚生活
夫と私が住み始めた家には、クローゼットがひとつしかありませんでした。しかも夫は「一度でも着た服は、洗わない限りクローゼットに戻してはいけない」という独自ルールを持っていて……。私が着た服をクローゼットに戻そうとすると、「やめて」と言います。
私は、一度着た服をクローゼットに戻すことの何がいけないのかさっぱりわかりませんでした。しかし夫は、「一度着た服は汚れているから」と言い張り、クローゼットに戻すことを頑として許しませんでした。消臭剤をかけても、夫は一度着た服をクローゼットに戻すことを認めないのです。
洋服で溢れるリビング…
一度でも着た服をクローゼットに戻してはいけないとなると、リビングに洋服があふれかえるようになりました。私が着ている服は、家ですぐに洗濯できる服とクリーニング屋さんに持っていってドライクリーニングしてもらわなくてはいけない服があり、ドライクリーニングが必要な服がどんどんリビングに溜まっていったのです。
私は増えていく洋服を見て、「ドライクリーニングに持っていくまで、クローゼットに服を片付けておきたいのに……」という気持ちが募り、ストレスが溜まってきました。
引っ越ししたら必ずチェックするポイント
この件以降、私は決めたことがあります。それは、引っ越し先に選ぶ物件は「クローゼットが2つ以上備わっていること」。クローゼットが2つ以上あれば、私が自由に使えるクローゼットを設けることができるからです。
実際、このあと引っ越しをし、クローゼットが2つ以上備わっている物件を見つけることができ、夫とクローゼットを分けられるようになりました。おかげで、私は着たものも自由にクローゼットにしまえるようになり、ストレスフリーになりました。
この件でわかったのは、夫にとってクローゼットにしまう服とは、「洗濯も完全に終わっている状態の服のこと」であり、私にとっては、「一度着た服も戻す場所」であるという認識の違いでした。服のしまい方一つでも、人によって考え方が違うことがあるのだというのは、私にとって新発見でした。
著者/nanoka22
イラスト/ののぱ
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