妻のある習慣にびっくり
結婚してから初めて知ったのですが、妻には入浴に関する自分ルールがありました。それは石鹸やシャンプーのこだわりです。美容に気をつかっていて高級な石鹸やシャンプーを使っている、というのならまだ理解できたのですが、彼女の場合は「石鹸は使わない」「髪の毛は薄めた酢で洗う」という内容で大変驚きました。
「熱いお湯で洗えば汚れは落ちるから石鹸はいらない」「酢で十分に髪の毛はきれいになるから余計なシャンプーは使いたくない」というのが妻の言い分です。
たしかに、妻の臭いが気になることはなかったですし、いつも清潔にしているのはわかりました。ただ、どうしても耐えられなかったのが、妻が入った後のお風呂場の臭い。ツーンとする酢の臭いがお風呂場中に立ち込め、ひどいときは翌日までは臭いが抜けず、とてもきつかったのです。
あわや夫婦喧嘩直前に!解決方法は?
妻はこだわりが強いタイプなので、僕が「酢はやめてくれ」と言うと喧嘩になりかけました。妻からは「あなたも酢でいいでしょ。慣れれば大丈夫だから」と言われてしまい、らちが明かないのです。最終的に、お風呂に入る順番と洗い方のルールを決めて解決しました。
僕が先に入って妻が後に入ることにすると、僕は臭いを気にせず入れますし、彼女も自分のペースで入れます。そして、翌日に臭いが残らないように彼女が最後にきちんと流すというルールも決めました。「酸でタイルが傷む可能性があるから」とお願いすると受け入れてもらえたので安心しました。
「酢で髪の毛を洗う」という彼女のこだわりには正直驚きましたが、夫婦間でお互いの考えを尊重しあうことの大切さを学んだ一件でした。ルールを決めれば僕も特に不快感なく暮らせているので、彼女も理解を示してくれて助かったと思っています。
作者/白井宗助
イラスト/マメ美
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