自分の準備のためだけに時間を使う夫
事前におでかけするとわかっているとき、私はいつも準備や朝食にかかる時間を逆算して行動します。結局普段よりも早起きになる上に、毎日の家事もこなしながらおでかけの準備をします。子どもたちもおでかけが楽しみで、早起きになることも少なくありません。
朝から私がバタバタと飛び回っている中、夫は自分の準備のことだけを考えて1番最後に起床。 ゆっくりと着替えをし、ルーティンであるトイレにこもること20分。晴れやかな顔で「よし、行くか!」とドヤ顔です。
着替えは? おむつは? 準備するのは誰問題
自分の準備をマイペースにこなした夫は、こちらの進捗具合を知る由もありません。「あとは何をするの?」と聞いてくるものの、あれやこれやとお願いするといい顔をしない夫。「そんな顔をするならおでかけはやめようか?」と、つい私が口にしてしまうこともしばしば。
ただ、出発するという同じ目的のために協力してもらいたいだけなのに、なぜ面倒くさがるのかが理解できません。夫自身も、子どもの着替えやおむつなど、おでかけに必要な物は理解しているはずです。それなのに、私がやると思っているのか、子どもの準備は何もしないのです。結局すべて私が準備をおこない、夫は車のエンジンをかけて待っていただけでした。
帰宅後は寝室に直行する夫
出発前のいざこざもありながら、なんとか充実したおでかけタイムを過ごし、夕方ごろ無事帰宅。「さて、子どもたちを少しだけ夫にみていてもらって片づけまでやってしまおう! そろそろ夕食の準備もしないと……」と思っていたら、手を洗っていたはずの夫の姿が見当たりません。声をかけると、2階の寝室から「ちょっと横になる」 のひと言が。
私には「またか」という気持ちとため息しか出てきませんでした。帰宅後の子どもの着替えを手伝うわけでもなく、レジャーセットを片づけるわけでもなく、夫はそのまま寝てしまうのです。私は座る間もなく子どもたちの相手や夕食準備など、押し寄せるタスクの波にひとりで立ち向かうしかありませんでした。
おでかけは、それに伴う準備や片づけまでおこなうことが最低条件だと思うのです。最近は、寝ている夫にイライラするくらいなら私も寝ようと思い立ち、夕食の準備をほったらかして子どもたちと共に寝ています。すると以前よりストレスは感じなくなった気がします。 これからもほどほどに力を抜いて生活しようと思う出来事でした。
著者:永山 花
ペット系営業職勤務で2人姉妹の母。転勤で移り住んだ見知らぬ街に家を建て、家族4人猫2頭と暮らす。健康やペット、子育てのジャンルを中心にライターとしても活動中。