あるママ友の言葉
ある日、私は子ども同士が同年代で仲良くしているママ友一家2組を家に呼んで、一緒に食事会をしました。3歳、4歳の男の子が3人集まると家の中は大変!「○○(子どもたちの名前)やめなさい!」と常に子どもたちに注意しながら会話や食事を楽しんでいました。
子育ての話題になると、あるママ友は「うちは子どもが言うことを聞かなかったら5分ほど子どもを外に出すわよ。外に出している間、子どもの様子は見ているけど」と言ったのです。
怒り始めた夫
その話を聞いた夫は、「私のしつけは甘い」とママ友たちに話し始めたのです。そして、まだ友だちが食事中なのに、自分の食事が済んでおもちゃで遊び始めた長男を見た夫は激怒!「さっきからパパやママの言うことを全然聞かない!」と叱り始め、10分間反省の時間として夫の隣に長男を座らせたのです。
5分過ぎたころ、私は「もういいでしょ。友だちもみんな今遊んでいるし、せっかく友だちが来てくれているのだから」と声をかけても、夫はまったく聞き入れようとしませんでした。
価値観の違いで喧嘩に
その後も何かと長男に厳しく接する夫に、私は「友だちが来ているときに厳しくしなくてもいいのに」とイライラ。
ママ友たちが帰ってからも長男に注意し続ける夫に、私は「もう十分よ、今日は! 長男も友だちが来て興奮していたし、今は疲れて機嫌が悪いだけ。もう少し大きくなったらわかるようになるんだから。24時間叱っていられない!」と喧嘩になってしまいました。そして、私は子どもの意思を尊重しながらしつけもじょうずにやっていくことは本当に難しいと感じました。
「もうすぐ4歳なんだから」と言い、私よりも厳しくしつける夫と、「まだ4歳にもなっていないんだから」とある程度のわがままを許してしまう私は意見の違いでぶつかり合うことも多々。しかし、夫婦間でぶつかっても、お互いの意見を尊重しながら、一番いい方法を見つけていけたらと思います。そして夫婦で子どもと向き合って、子どもの様子をしっかり見守りたいと思います。
著者:岩見 エリ/2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
イラスト:ムチコ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています。