<「僕と帰ってこない妻 妻サイド編」あらすじ>
妊娠を機に仕事を退職し、専業主婦になった妻・雪穂。何よりも仕事を優先する夫の言動に悩みながらも、「赤ちゃんが生まれたらきっと変わってくれる」、そう思っていたが……。
夫と妻の出産に対する温度差が…
お話の中に登場する夫・カズくんは、妊娠する前「子どもが生まれたら長期で育休を取る」、「子どもの成長をしっかり見届けたい」と言っていたのに、結局仕事を優先して「育休は取れない」と言いだします。
出産のため里帰りしている妻・雪穂に対して、「自分には関係ない」とでも思っていそうな適当すぎる態度のカズくん。これでは雪穂の不安な気持ちは増すばかりです。
そして、さらなるカズくんの無神経な行動が、雪穂を追い詰めていきます。
不安な妻をよそに、夫は毎日飲み歩き……
ましてや情緒が不安定になりがちな妊娠・出産期、さらに初産ということで大きな不安を抱える雪穂。しかし、そんな気持ちを汲み取るでもなく、カズくんは雪穂が実家にいるのをいいことに毎日飲み歩いている様子です。
このような「無神経」と言われても仕方が無い夫の行動に対して、コメント欄には読者の皆さんから厳しい声が多数寄せられました。
100歩譲って飲みに行くのはいいけれど……
●飲みに行くのはいいけれど、その都度こっちの体と子供を気遣ってる言葉や態度がないからムカつくんだよなぁ。
●せめて聞かれるまで飲みに行っていたことは言うんじゃない。妻は不安だろうなって全く考えない想像力の無さが露見するから。あと、いつ産気づいても良いように連絡はいつでも取れるようにしとけ。
●うちの旦那も里帰り中たくさん友達に会ってたな。ただ違うのは、みんな家庭があったから暫く飲み会来られないよとか赤ちゃん生まれてからの夫婦関係などについてアドバイス貰ってたらしいからそんなに腹が立たなかった。
●よくもまあこんな無神経に、お前(ダンナ)、立場が逆でもキレんなよって、言うことですよね。
飲みに行くこと自体が悪いのではなく、夫の妻への伝え方や接し方に問題があるという意見。確かに付き合いで飲みたくないお酒を飲む場面も多々あるでしょうし、結局のところは不安を抱えている妻への気遣いの無さが問題なのかもしれません。
不安な気持ちはしっかり伝えないと……!
●陣痛がいつ来るか不安な気持ちもわかるけれど赤ちゃんにもうすぐ会えるドキドキや楽しみが溢れる時期なのに、雪穂さんから一切そのような物がなくて、夫への不満と出産への不安しかないのはつらいね。
●モヤッとくる、じゃなくて言え! 本人に言えよ! 思ってることは言わないと伝わらないのよ、察してじゃないのよ、結局子供産まれても思ったこと言えずに溜めてダメになるのよ。
●だから何でその悩みをぶつけないんだろう、旦那は人の気持ちを考えられない馬鹿なら、自分から言わないとストレス溜まる一方やん、こういうときはお腹の子のためにも、旦那をサンドバッグにしたいね
夫の言動がアウトなのはもちろんですが、それを直接言わない妻にも多少問題があるのでは? という意見もありました。
すべての不安や不満を飲み込んでしまうというのは、元々の性格なのでしょうか。何も言わないのも、夫をつけ上がらせている原因のひとつなのかもしれませんね。
このようにコメント欄には厳しい声が多数集まりましたが、どれもご自身の体験から語られていたり、説得力のある意見でした。
まだ親になる準備ができていない能天気な夫に、初出産を前に楽しみよりも不安や恐怖心に支配されてしまっている妻。心境にも環境にも差がありすぎるこの2人が噛み合う日は、果たしてやってくるのでしょうか……?
超すれ違い夫婦トラブル『僕と帰ってこない妻』、ぜひ読んでみて、皆さんのご意見もお聞かせください!