※コロナ禍前の体験談です
立ち会い出産は一生の思い出に!
最初に救われたのは、14時間の陣痛に耐え出産した直後のことです。出産直後、子どもに声をかけるより先に、夫が私に「産んでくれてありがとう」と泣きながら言ってくれたのです。夫が泣いた姿も、真っ直ぐに感謝を伝える姿も初めて見て、とても感動しました。
出産の痛みはママにしかわかりません。でも、涙しながら労いの言葉をかけられるのはパパしかいません。今でも出産時のことを思い出すと、夫が声をかけてくれた瞬間を最初に思い出します。
手伝うときはママの気持ちを優先
いよいよ3人の生活が始まり、家事と育児にあたふた。ひとり暮らしの経験がある夫は、できることを率先して手伝ってくれますが、何よりもありがたかったのは「俺にもできるかな? 手伝うから教えて!」の言葉でした。
勝手におこなうのではなく、方法を聞き、手伝おうとするその気持ちがうれしかったです。
子どもを介して伝える
夫は、私が疲れていたりイライラしたりしていると、泣いている子どもをあやしながら「ママは今大変だから、パパと一緒に遊ぼうか」と子どもに話しかけてくれます。その会話を聞くと、ちょっと休んだほうが良いなと自分で落ち着くことができ、子どもを見てくれている間に少し休憩を取ることができます。
「何をどう手伝えばいいのかわからない」というパパも多いかもしれませんが、実際は何をおこなってもらうかより、ママに寄り添ったひと言のほうが大切だと感じています。夫のちょっとしたひと言にいつも救われ、精神的にとても助かっています。
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イラスト/(c)chicchimama
監修/助産師 松田玲子
著者:中島ひとみ
一児の母。社員の人材育成をメインとしている大手企業に勤務。出産後は育児や子育てに関する記事を執筆している。