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「えぇ!?」たまたま会ったママ友に話したことを、大げさに拡散されて…

幼稚園の同じクラスに、情報収集が大好きなママ友がいます。情報を集め、人に提供することで喜びを感じているようなのですが、うっかり彼女に自分の話をしてしまったことで話がひとり歩きしてしまう怖さを体感しました。世間話のつもりであっても自分の情報を話すときには、相手をしっかりと見極めることが重要だと学んだ体験談です。

Michika ママ友

 

 

Michika ママ友

 

幼稚園を嫌がる娘に悩む日々

春から娘が幼稚園に入園し、子どもながらに慣れない環境に奮闘していました。最初は順調そうに見えた園生活も、次第に「幼稚園に行きたくない」と泣いてぐずるようになったのです。そんな娘に私はどうしていいかわからず、気休めの言葉で励ますことしかできず……。

 

それから朝が来るたびに娘に泣かれるようになり、毎朝送り出すまではなるべく幼稚園のことを思い出させないよう必死でした。そんな日々にだんだんと疲れた私は、「また今日もぐずるのでは」と毎日が憂うつになっていきました。

 

きっかけは何気ない世間話

そんなある日、たまたま公園で同じクラスのAちゃんママと遭遇しました。Aちゃんママとはそれまであまり話したことがなかったので、「お子さんは幼稚園に慣れましたか?」と声をかけてみることにしました。

 

するとAちゃんも毎朝、「幼稚園に行きたくない」と泣いているとのこと。同じ境遇のAちゃんママに共感した私は、「うちもなんです。毎朝泣かれると親も精神すり減って大変ですよね」と世間話を交わしました。

 

 

知らないところで話が大げさに拡散

後日、普段から仲の良いBちゃんママに会った際、「Aちゃんママがあなたのこと、すごく精神的に参ってると言ってたけど大丈夫? そんなに深い話をする仲だったのね」と言われました。それを聞いた私はびっくり。

 

確かに世間話程度に「精神をすり減らす」とは言いましたが、深刻なほど精神的に落ち込んでいるわけではありません。世間話程度で言ったことが、Aちゃんママによって話が大きくなり拡散されていることを知りました。

 

 

何気なく話した自分の情報が、大げさに広まる怖さを感じました。内容が何であれ、大袈裟になって情報が出回ってしまうことはいい気持ちはしません。Aちゃんママが情報収集が好きなことは以前から知っていましたが、自分の情報がこのような形で広まるとは。それからはAちゃんママに会うときには、内容に気を付けながら話すようにしています。

 

 

作画/Michika


著者:村上 素子

3歳の男女双子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。

 

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