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「ごめんね、一番大切なはずなのに…」泣き疲れて眠った息子を見て反省【ママの体験談】

息子が生後3カ月となり、少し余裕が出てきた私。「社会との繋がりをなくしたくない」「少しでも家計を支えたい」、そんな思いから在宅ワークを始めることにしました。しかし、乳児を育てながらの仕事は思ったよりも大変……。気づけば、納期に追われて子どものことを最優先できなくなっていたのです。

子育て中の在宅ワークのイメージ

 

ママだって働きたい!

息子が生後3カ月になり、少しずつねんねや授乳のペースもつかめてくると、私のなかで「働きたい」という気持ちが大きくなっていきました。その理由は、わが家の家計はゆとりがあるとは言えず、自分がお金を稼げていない現状に焦りを感じたから。そして、このままでは社会に置いていかれてしまうような気がしたのです。

 

甘くはなかった育児と仕事の両立

しかし、実際に在宅ワークを始めてみると、家事・育児・仕事をすべてこなすのは思ったよりも大変でした。「空いた時間にちゃちゃっと……」とはいかず、なかなかスムーズに仕事を進めることができませんでした。

 

ぐずる息子をひざの上であやしながら、片手でパソコンのキーボードを叩いたり、納期に間に合わせるために深夜3時過ぎまで作業したり。いつの間にか、私の頭の中は仕事のことばかりになっていました。

 

息子の寝顔を見て反省!

ある日、ぐずっている息子に「これが終わるまで待っていてねー!」と声をかけながら必死に仕事をしていると、息子はそのうち泣き疲れて眠ってしまいました。

 

涙の跡の残る寝顔を見て、自分が不甲斐なく、息子に対して申し訳ない気持ちでいっぱいに。「ごめんね。最近あまり遊んであげられていないよね」。一番大切なはずの息子のことをないがしろにしかけていた自分に気がつき、このままではいけないと思いました。

 

 

仕事優先で息子に向き合えていなかった私ですが、今は無理なくできる仕事を選ぶようにしています。お給料は減りましたが、家事・育児・仕事のバランスもなんとか取れています。何より息子と思い切り遊ぶことができるので、母子共に笑顔が増えました。
 

 

イラスト/(c)chicchimama

監修/助産師REIKO


著者:粟津愛美

一男の母。結婚を機に退職後、半年で妊娠・出産。滋賀県の田舎で初めての子育てを楽しみつつ、自身の体験談を中心に記事を執筆中。

 

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