「妊娠したら結婚しよう」と話していた彼に妊娠を告げると…信じられない言葉が

22歳のときに付き合っていた2つ年下の彼。お互いフリーターで交際して約1年。毎日が楽しく過ごせていて、「子どもができたら結婚しようね」と将来のことも話し合っていました。そして望んでいた妊娠がわかり、うれしく思いながら私が報告すると、彼の口から最初に飛び出した言葉は、「え？」という私の予想に反するものでした。

 

あぜんとして言葉が出ない私に追い打ちをかけるごとく、さらに彼はこう続けます。「実は他に好きな人がいる。その人と何かあるわけじゃないけど、前からずっと心のどこかにその人がいた」。

 

なんでも相手は高校時代の同級生らしいのですが、私からすれば「それは今言わなきゃいけないことなの！？ 妊娠がわかって喜んでくれる場面じゃないの！？」と怒りしか湧かず……。結局、そのあと彼とは大喧嘩に発展してしまいました。

 

言い争いの末、彼との今後は難しいと悟った私は、彼との別れを決意。養育費をもらうことを約束し、実家に戻って親と子どもを育てることにしたのでした。

 

子どもが1歳を過ぎたころです。今度は私の妹から、彼に関する衝撃の事実を知らされました。なんでも妹によると、「半年前にお姉ちゃんの元カレに告白された」と言うのです！「なかなかタイミングがなくて……黙っててごめん。今さらだけど一応伝えておいたほうがいいと思って」とのこと。もともと妹と彼は同じ職場で働いていて、共通の趣味もあったことから職場ではよく話していたそう。

 

私の妹と知りながら、それも自分の子どもがいる相手の妹に告白するなんて、彼の神経はどうなっているのか。妹の報告を聞いた私は怒り狂い、すぐさま彼に連絡を取りました。

 

「どういうことなの！？」と問い詰めると、彼からは「あぁ、そのことね。それは職場の人たちにそそのかされただけ。ノリみたいな感じ。周りに仲いいから付き合っちゃえば？って言われたからノリで告白してみただけだよ」と、まったく理解のできない言い訳が飛び出します。要約すると「自分は悪くない」というのが彼の言い分でした。

 

過去の態度に加え、今回の一件で彼に対する不信感が極大まで募った私は「もう顔も見たくないから養育費だけ渡して！ 子どもとはできれば会わせたくない！」と宣言し、それからは連絡も取らない状況が続いています。

 

信じられないくらいドラマみたいな出来事ですが、すべて事実です。とはいえ、こんな男性でも子どもと出会わせてくれたことだけは感謝しています。父親がいなくて子どもには申し訳ないと思いますが、妹だろうが見境なく告白するような人間とは、きっと結婚してもうまくやっていけなかっただろうなという気持ちもあります。今回の出来事を踏まえて、もし今後別の男性とお付き合いをするときには、相手が信頼できる人間なのかしっかり見極めたいです。

 

 

文：清川 音子／女性・主婦

イラスト：たこ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています