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育児に完璧を求めすぎて疲れた。母でも妻でもない「私」の時間を過ごしたくて…【体験談】

息子が生まれてから、私の生活は常に息子が中心でした。ワンオペ気味で、2人きりの時間が長かったこともあり、その日の出来事やちょっとした悩みも、常に息子のことばかり。幸せなことではあったものの、母親としての自分を周りと比べ、悩みすぎて疲れてしまうことも。そんな私が意識的におこなうようにした習慣についてお話しします。

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子育ては楽しいけれど、悩みも多くて…

初めての育児に、手探り状態の日々。もともと根がまじめと言われていた私の子育ては、完璧を求めすぎて疲れてしまうことも多く、なかなかその悩みから抜け出せずにいました。

 

常に息子と向き合うことに楽しさは感じていたものの、ふと自分を客観視してみると外見も内面も自分自身を気づかうことができていないと感じるように。このままでは良くないと感じ、息子が卒乳を迎えたタイミングで2カ月に1度、夫に息子を預けて「自分の時間」を作ることを意識的に習慣づけるようにしました。

 

リフレッシュできる過ごし方は?

実際にひとりの時間を楽しむように意識すると、息子が生まれる前は当たり前におこなっていたことも、すごく新鮮な時間を過ごしているように感じました。夜に外の空気を吸うことすら、なんだか新鮮に感じた私。

 

特に私がリフレッシュできたのは、高校時代の友人たちとお酒を飲むことでした。親友と呼べる友人たちは、結婚をしていたり、独身で仕事を頑張っていたりと、ライフスタイルもバラバラ。それでも気心の知れた仲なので、子育てで根詰めていた私にとって、心の休まる時間になったのです。

 

 

「私の時間」はひとりでは作れなかった

リフレッシュができたあとは自分自身の心も安定して、子育てに対してよりエネルギーが出ると感じていたのは、私だけではありませんでした。

 

夫もいつもより生き生きとしている私を見て、私の自由時間を作ることや気持ちよく送りだすことを意識してくれるようになったのです。仕事が多忙な中、子育てにも協力をしてくれるようになり、その姿を見て私もまた子育て以外にも夫と助け合わないといけない、と実感するようになりました。

 

 

私の場合は子育てに一生懸命になり過ぎてしまい、根詰めていたようです。意識的に子育てから離れる時間を作ることは、夫や家族の協力があってこそ。そして時間が経っても、ライフスタイルが違っても本音で語り合える友人がいることにとても救われました。自分を大切にすることの重要性に気づけたことは、家族がより良いチームとなるきっかけになりました。

 

イラストレーター/まっふ

監修/助産師 REIKO


著者:伊藤 美里

3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。

 

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