乳幼児はよく風邪をひきます。まだ自分で鼻をかめないので、鼻がつまることで呼吸が苦しくなることも……。そんなときに便利なのが、鼻水を吸引できる「鼻吸い器」。今回は、どんなタイプがあるのか、愛用していた「鼻吸い器」などについて先輩ママ2,306人が教えてくれました! アンケートの結果から、リアルな口コミや、おすすめの「鼻吸い器」をご紹介します。
「鼻吸い器」には手動タイプと電動タイプがある
乳幼児は自分で鼻をかむことが難しいので、風邪や慢性鼻炎などで鼻がつまって苦しそうなときには鼻水を除去してあげる必要があります。病院を受診した際に鼻水を吸引してもらえますが、自宅でも手軽に鼻水除去ができる「鼻吸い器」があると便利です。
ただ、鼻炎ではない場合や、風邪でもたくさん鼻水が出ない場合には「鼻吸い器」の出番はないので、様子を見ながら必要かどうか検討しましょう。
「鼻吸い器」には、口で吸引するものやスポイト式といった手動タイプと、電動タイプの2種類があります。
口で吸引するタイプは、比較的安価なものが多く、口で自由に吸引力を調節できます。スポイトタイプは、他のタイプに比べて吸引力が弱めですが、価格は安価で、持ち運びに便利。
電動タイプは、他のタイプと比べて吸引力が強く、電源を必要とする据え置きタイプと持ち運び可能なハンディタイプに分かれます。また、手動タイプに比べると高価なものが多いです。
「鼻吸い器」のメリット・デメリットは?
「鼻吸い器」を使用するメリットは、やはり鼻の通りが良くなること。鼻がつまると呼吸しづらく、眠りづらい、機嫌が悪くなるので、それを解消することができます。
また、慢性鼻炎や花粉症などで鼻水がよく出るという大人も「鼻吸い器」を使ってスッキリすることができます。
デメリットは、タイプによって吸引力が弱い・強すぎることがあり、さらに「鼻吸い器」自体を嫌がるお子さんもいるという点です。
しかしながら赤ちゃんは自分で鼻水を出せないので、鼻がつまった状態だと授乳しづらかったり、中耳炎などになるリスクがあります。鼻水をこまめに除去することで、風邪などの治りも早くなると言われており、耳鼻科医も家庭での鼻水の吸引を推奨しています。
「鼻吸い器」の使用は、1日に数回、適時おこなうことが大切です。家庭用の鼻吸い器は鼻の奥まで入らない構造になっていて、粘膜を傷つける危険性は少ないので安心してくださいね。
先輩ママ2,306人に「鼻吸い器」事情を聞いてみました!
5割以上の方が、「子どもの鼻がつまって苦しそうだから」「子どもが自分で鼻をかむことができないから」という理由で「鼻吸い器」を使用していました。「鼻吸い器」を使うきっかけは、風邪をひいたときが多数。一方、使用していなかった方は「今のところ鼻づまりがなく、必要性を感じない」という回答でした。
「鼻吸い器」を使用した方には、購入・レンタルのどちらかについても聞いてみました。
ベビー用品は使用期間が短いため、レンタルできるものが多くあります。「鼻吸い器」もレンタルできますが、購入した方が9割という結果に。やはり“鼻水を吸い取る”ので衛生面が気になるから……ということが背景にあるかもしれません。
「鼻吸い器」を使用していたママに使用していたタイプを聞くと、口で吸引するタイプを選んだママが圧倒的に多数でした。風邪などで鼻水が多く出る短期間しか使用しないことから、“低価格”という理由で多くのママに選ばれたようです。
選ぶ際に重視したポイントは以下のようなアンケート結果になりました。
ウイルスや細菌を含んだ鼻水を吸い取るものなので、やはり衛生面を考えて“お手入れのしやすさ”は重要です。また、すぐに鼻水をとってあげたいので“簡単な操作性”もポイント。そして、先ほどの質問で口で吸引するタイプを選んだママからの声でも上がった、“低価格”であることも欠かせません。
先輩ママに人気の「鼻吸い器」TOP3
先輩ママへのアンケート調査結果をもとに、特に人気だった「鼻吸い器」をランキング形式でご紹介します。
3位 ベビースマイル電動鼻水吸引器ベビースマイル(※電動・ハンディタイプ) 3,238円
スイッチを入れ、ノズルを鼻の穴に軽く押し当てて3〜5秒吸引し、鼻水を吸い出します。水洗いが可能で、電池式でコードレスなので持ち運びも可能。
2位 ベビースマイル電動鼻水吸引器メルシーポット(※電動・据え置きタイプ) 11,880円
スイッチを入れて、ノズルを子どもの鼻に入れるだけで吸引できます。部品はすべて取り外して丸洗いが可能。電源ケーブルを使用する、据え置きタイプ。
1位 ピジョン 鼻吸い器お鼻すっきり(※口で吸引するタイプ) 972円
口で吸引力を調節できる鼻吸い器。吸引する先端部分は、耳鼻咽喉科の先生と共同開発したU字カットで、奥の鼻水まで吸引可能。逆流防止パーツが付属されており、吸った鼻水が逆流せずにボトルに溜まるので、吸引したママやパパの口に入りません。
自分で鼻をかむことが難しい乳幼児は、鼻をすすって中耳炎になる可能性も……。そんなときには「鼻吸い器」が役に立ちます。また、鼻水が出ている際のおうちでのケアは、部屋を加湿することが重要です。乾燥を防ぐことで鼻の通りが良くなり、呼吸がラクになります。粘度の高い鼻水の場合に「鼻吸い器」を使用すると、鼻の粘膜を傷つけることがあるので、その際には部屋を加湿することと合わせて、鼻に蒸しタオルを当てるか、入浴後などに鼻水を吸引してあげましょう。
ぜひ先輩ママの口コミを参考に、鼻水がよく出るお子さんや、風邪をひいてしまった際に「鼻吸い器」の利用を検討してみてください。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2019年6月9日(日)~2019年6月10日(月)
調査件数:2,306件