乾燥した環境は、のどや肌に良くないだけでなく、細菌やウイルスなどに感染しやすくなると言われています。適度な湿度に保ってくれるアイテムが、加湿器です。家電量販店やショッピングモールなどいろいろな場所で買うことができますが、赤ちゃんのいる環境で使うには、どんなタイプが適しているのでしょうか? 種類やおすすめの商品をご紹介します。
加湿器について
加湿器はお部屋に必要な湿度を与えてくれるアイテムです。設定された湿度になるよう自動的に調節してくれるものや、アロマなどを入れて香りも楽しめるものなどさまざま。
乾燥したお部屋では、のどや肌も乾燥してダメージを受けやすくなるだけではなく、ウイルスや細菌による感染のリスクも高くなると言われています。適切に加湿することによって、健康を守るお手伝いをしてくれるアイテムなのです。赤ちゃんは環境の変化に敏感なので、生まれてすぐの新生児期から使うのがおすすめです。
加湿器の種類
加湿器の種類は①スチーム式、②超音波式、③ハイブリット式があります。
①スチーム式
スチーム式はタンクの水を熱して蒸発させ、湯気を発生させて加湿します。メリットは加湿のスピードが速いこと、そして煮沸しているので殺菌効果があり、衛生的に使えることです。デメリットとして、電気代が高めなのと、湯気が出る吹き出し口が高温になることがあり、設置場所を選びます。赤ちゃんがいる環境なので、特に湯気による火傷には注意が必要です。
②超音波式
超音波式はタンクの水を微振動させ、霧を作って加湿します。メリットは熱を発生させないため、火傷などの心配はありません。電気代も本体価格も比較的安価です。ただし、こまめにお手入れをしないと雑菌の温床になることも。アロマなどを使用できるタイプもこの超音波式です。
③ハイブリット式
ハイブリッド式には、『加熱式+気化タイプ』と『加熱式+超音波タイプ』の2種類があります。それぞれ気化タイプ単独と超音波タイプ単独に加熱式を加えることで、加湿スピードが向上したものになっています。加熱式ですが、吹き出し口は熱くならないのが特長です。安全性と加湿スピードの両方を重視するママにおすすめです。
赤ちゃんのいる環境で使う加湿器を選ぶときのポイント
赤ちゃんはもちろん、小さい子どものいる環境では加熱式ではない方が安全です。そして、部屋の広さに応じて適した加湿器は変わってきます。加湿器に記載されている適用畳数を見て選ぶと良いですね。
機能によっては部屋の大きさに合わせて加湿を調整できるものもあります。いろいろな広さの部屋で使いたいと考えているママは、機能面に注目です。部屋の広さに合わせて加湿器の大きさや価格もさまざまであるため、住居環境や必要性に応じて購入を検討してみてください。
人気の「加湿器」3選
ポットで有名な象印が製造しているので、構造や見た目もまるでポット。掃除しにくいフィルターが無く、フッ素加工された広口容器で本当にお手入れが簡単なのがうれしいポイントです。
設置場所には十分注意してほしいですが、この加湿器には3つの安心設計があり、チャイルドロック、ふた開閉ロック、転倒湯もれ防止構造が安全をサポートしてくれます。特に転倒湯もれ防止構造は、うっかり倒してしまったときに、沸騰した湯が漏れるのを最小限に抑えてくれます。
加湿器にはいろんなタイプがあり、それぞれのメリット・デメリットをよく知ったうえで選ぶことが重要です。最近はデザイン性の高い加湿器もたくさんありますが、赤ちゃんがいる家庭で使う場合には見た目重視ではなく、機能や適用床面積などに注目したいところです。赤ちゃんもママも快適な環境になるように、ぴったりの加湿器を見つけてみてくださいね。
※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。