「夫に触れられたくないの？」後輩男に聞かれたレス妻→「実は…」妻の告白に後輩が凍りついたワケは？ #レス夫婦の末路 79

イオリさんの本当の目的に心をかき乱されるミヤさんは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イオリさんに愛されているユウナさんのことが、どうしても気になるミヤさん。

その後、頻繁にユウナさんのバイト先であるハンバーガーショップに訪れるようになりました。
ある日、客席でバイト仲間の田中君と話しているユウナさんの姿を見たミヤさんは、2人の不倫を疑い、近くの席に座って会話に聞き耳を立てます。

 

「彼女と別れたくない」と田中君から恋愛相談を受けていたユウナさんでしたが、会話の内容はユウナさんの夫婦関係の話に。
「子どもができてから触られたくない」「気持ち悪くてうっとうしいし、家にいないほうがラク」と話すユウナさんに、怒りを感じるミヤさんなのでした。

 

ミヤさんの葛藤は、次第にユウナさんへの怒りへとすり替わってしまったようです。しかし、ユウナさんがバイト先の後輩に「夫が無理」と大きな声で話していたのも、夫婦間の問題が行き場を失い、思わず外へ漏れ出た結果なのかもしれません。

 

けれど、どちらの場合も、本来向き合うべき相手は“第三者”ではないはず。ミヤさんが本当に直視すべきなのは、彼女を苦しめる元凶をつくっているイオリさん自身であり、ユウナさんが向き合うべきなのも、本来は夫との関係です。

 

苦しい状況に置かれると、ミヤさんのように怒りの矛先を奥さんへ向けたり、ユウナさんのように不満を身近な人へ吐き出したりしてしまうことは、誰にでも起こり得ます。しかし、そうした感情の“逃がし先”をつくっても、結局は問題の本質から目を背けるだけになりかねません。

 

自分自身の立場や状況を客観的に捉え、「本当は誰と向き合うべきなのか？」「何を解決したいのか？」を冷静に考え、相手とちゃんと向き合うことが、苦しい関係性から抜け出す第一歩なのではないでしょうか。