この春から保育園生活がスタートした方は「連絡帳」を活用していますか? ママ・パパと保育園にとって大切な連絡帳ですが、毎日何を書けばいいのか悩むこともあるかもしれません。今回は、保育園の連絡帳の書き方について紹介します。
保育園の「連絡帳」の目的とは?
連絡帳は、子どものことに関してママ・パパと保育園の間でやりとりをする、いわば“交換日記”のようなもの。「体温」「睡眠時間」「朝食の内容」などとともにコメントを書き込み、毎朝登園のときに先生に提出します。
連絡帳の目的の1つは、子どもの体調について把握すること。気がかりなことを保育園と共有しておけば、いざ子どもの体調に変化があったときに園側も対応しやすいのです。
体調の変化はできるだけくわしく書く
子どもの体調がいつもと違うと感じたら、できるだけ具体的に書くことをおすすめします。
<例>
* 昨夜から咳が出ているのが気になります。夜はあまりよく眠れなかったようです。
* テーブルに頭をぶつけました。こぶになりましたが、今朝は痛がっている様子はありません。
* いつもより朝食を食べませんでした。熱はありませんが、うんちが少しゆるいです。
* インフルエンザの予防接種を受けました。少し赤く腫れていますが体調には問題ありません。
こうした記述があれば、保育中にも気を付けて子どもを観察できますし、園での子どもの様子をお迎えのときに細かく伝えることもできます。もちろん体調に変わりがない場合には「いつも通り元気です」「特になし」などのひとことでもかまいません。
保育士さんへの質問でもOK
体調のこと以外に、先輩ママたちがよく書くことといえば家庭でのこと。「初めて○○という言葉をしゃべりました」「苦手なピーマンを完食できました」「週末は家族で動物園に行ってきました」などです。
保育士さんがそれを読んだら「動物園に行ったのね。ゾウさんは見た?」など、子どもとの会話も弾むはず。また、「この時期は何枚くらい洋服を着せたらいいですか?」「お友だちとはなかよく遊んでいますか?」など、園に対しての質問でもOK。
何も話題がないときは無理に書く必要はありません。毎日必ず書かなければと思うとしんどくなるので、あまり気負わずに思ったままを書くのがいいと思います。
先生からの返事が楽しみに!
連絡帳の楽しみの1つは、保育士さんからのコメント。質問への答えはもちろん、「お友だちとじょうずにおもちゃの貸し借りをして遊んでいましたよ」「今日は苦手なピーマンを頑張って食べました」など、その日にあったことを教えてくれるので、子どもが保育園でどんなふうに過ごしているか知ることができます。「保育士さんのコメントから子どもの成長が感じられて毎日読むのが楽しみ」というママも多いようです。
連絡帳は、子どもの家庭での様子を知ってもらい、保育園での様子を知るための大事なツール。子どもが大きくなってから見返したときに「この時期にこんなことがあったのね」と思い出すこともできて、育児日記代わりにもなるので、ぜひ楽しく活用したいですね。