「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は離乳食で初めて食べさせる青魚とお肉に関する質問です。
Q.初めての青魚とお肉は何がおすすめでしょうか?
うちの子は、もうすぐ生後9カ月になります。青魚とお肉を食べさせたいのですが、最初は何がおすすめですか?
久野多恵管理栄養士からの回答
9~11カ月ごろ(離乳食後期)は、白身魚や赤身魚に慣れたら、青魚を使用できる時期になってきます。あじやさんまやいわしやさばなどが使用できます。さばは、アレルギーの特定原材料に準ずる20品目に含まれる食材なので、初めてあげるときは慎重にあげてくださいね。
上記を考慮すると、手に入りやすく比較的料理がしやすい、あじやさんまから試されてはいかがでしょうか? 小骨を取りのぞく必要があるので、刺身用のものを使用してしっかりと加熱調理をおこなえば安心して食べさせられます。
9~11カ月ごろ(離乳食後期)の肉類は、鶏ささ身、鶏むね肉、牛や豚の赤身肉はもも肉やヒレ肉などの脂肪分の少ない部位、鶏レバー、豚レバー、豚ひき肉・牛ひき肉は脂肪の少ない部分、などが使用できます。吸収率の高いヘム鉄が含まれるレバーや赤身肉は、鉄分補給にはおすすめです。
肉の使用が初めての場合は、鶏のささ身から試しましょう。鶏のむね肉や鶏のひき肉にも慣れたら、牛・豚の赤身(ヒレやもも)やレバー類を使用して良いです。 牛や豚のひき肉は脂肪分が含まれるので、上記の肉類に慣れてから取り入れていくと良いですよ。
※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより
魚の臭みを取る方法
離乳食には特に新鮮な魚を使い、血合いをしっかりと取り除くことが大切です。なかには魚の臭みが気になる人もいるかと思います。魚の臭みを取る方法をいくつか紹介しますね。
【塩で臭みを取る方法】
1.両手を湿らし、少量の塩を手にふりかけ両手になじませ、余分な塩は手をはたいて取り除く
2.手のひらの塩を魚に両面つける
3.キッチンペーパーで10分ほど包む
【牛乳につける方法(さば)】
1.さばを牛乳に20分ほど漬け込む
【お湯をかける方法】
1.魚にお湯をさっと回しかける
少しの手間をかけることでぐんと食べやすくなります。
お肉を調理するときのポイント
肉は赤ちゃんにとって脂肪が多い、舌触りが気になる、飲み込みにくい食材でもあります。これらが原因で、赤ちゃんが食べてくれないこともあります。でも、ちょっと工夫を加えるだけで食べやすくなります。
【脂肪、皮、筋を取り除く】
脂肪などを取り除くことで、未熟な赤ちゃんの内臓にも負担をかけません。ひき肉の脂肪はさっとひとゆでするといいですよ。
【適量を守る】
離乳食期は特に、内臓に負担をかけないためにもたんぱく質の適量は守りましょう。
【月齢の目安よりも細かく刻む】
肉は火を通すと固くなります。噛みちぎりにくく食べないこともあるので、普段の離乳食の刻み方よりも、少し小さめに刻んであげると食べやすくなります。小さく刻んで食べるようになったら、徐々に大きくしていきましょう。
【とろみをつける】
食べやすくするには、とろみをつけるのも効果的です。水溶き片栗粉やする下ろしたじがいもなどで、とろみをつけてみましょう。
【他の食材と合わせてみる】
たとえば、なめらかな食材の豆腐やじゃがいもなどと混ぜ合わせることで、食べやすくなります。
いろいろな食材が食べられるようになると、赤ちゃんもママも離乳食がさらに楽しくなりますね! ぜひ、お肉も離乳食メニューに取り入れてください。
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※参考: ニュース(食・レシピ)「離乳食のプロが答えます!さんまなどの青背魚はいつから食べられる?」「【離乳食のキホン】赤ちゃんはお肉をいつから食べられるようになる?」