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早産&家族がアレルギー持ち…。離乳食の進め方を管理栄養士がアドバイス!

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回はアレルギーに関する質問です。

離乳食のイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【管理栄養士に相談】。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回はアレルギーに関する質問です。

 

Q.アレルギーが心配なら離乳食開始を遅らせたほうが良い?

生後5カ月の子を子育て中です。そろそろ離乳食の準備をしようと思うのですが、実母が卵アレルギー持ちなので早く始めて大丈夫なのか心配です。実母は離乳食を遅めに始めたほうがいいと言うのですが、アレルギーの心配がある場合、遅らせたほうが良いのでしょうか? また、アレルギーのリスクを減らす方法などはありますか? 出産予定日より1カ月弱早く生まれていても普通の子と同じ時期でも大丈夫でしょうか?

 

小林亜希管理栄養士からの回答

3月に改訂された「授乳、離乳の支援ガイド」では、食物アレルギーの予防のために離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせることに科学的根拠はないとされています。開始を遅らせたり、食物除去の場合は医師の判断でとなっていますので、ご心配であれば「家族がアレルギーを持っているので心配です」と、一度かかりつけの医師にご相談されると安心だと思います。また、早産で生まれていらっしゃるとのことですので、離乳食の進め方は修正月齢で進めていかれるとよいと思います。


※参考:ベビーカレンダー「管理栄養士に相談」コーナーより

 

「授乳・離乳の支援ガイド」って何?

「授乳・離乳の支援ガイド」は、妊婦さんや子どもに関わる医師・助産師・保健師・管理栄養士などの保健医療従事者が、基本的な事柄を共有し、一貫した支援を進めるために2007年に作成され、自治体や産院などの医療機関で活用されてきました。

 

そこから10年以上が経過し、科学的知見がたくさん集まり、子どもを産み育てる環境・働く状況が変化し、母子保健施策の充実など、授乳や離乳を取り巻く社会環境も変化しました。そこで厚生労働省は、支援ガイドの内容を検証し改訂するために、2018年11月に研究会を作り、検討を重ねてきました。そして、2019年3月、新たな「授乳・離乳の支援ガイド」の内容が公表されたのです。

 

3月に改訂されたアレルギーに関すること

今回改訂された支援ガイドによると、食物アレルギーを持つ3歳児の割合は増加傾向にあり、アレルギーを持つ子どもは年齢が低いほど多いとしています。そのため、前回の支援ガイドでは、食物アレルギーに関して参考資料のみの提示でしたが、改訂された支援ガイドでは、食物アレルギーに関してきちんと項目が立てられ、具体的な内容が記載されています。

 

たとえば、アレルゲンとなりうる食品の適切な摂取時期に関しては、遅らせる必要はない(卵の摂取は生後5〜6カ月からOKになった)ことや食物アレルギーを持つ子どもに対しては医師の診断に基づいた支援が必要であり、自己判断はしないことなどが新たに追加されています。

 


※参考: ニュース(食・レシピ)「『授乳・離乳の支援ガイド』が12年ぶりに改訂! どこが変わった?

 

 

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