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「私のせいで…」駐車場で祖母が転倒寸前!介護に潜む「慣れ」という名の落とし穴【体験談】

私は結婚7年目の専業主婦で、小学2年生の娘を育てながら、実家で暮らす祖母の介護を手伝っています。祖母は足腰が弱く、歩行器を使って生活しています。ある日、いつも通り祖母を病院へ連れて行ったとき、思いがけない出来事が起きました。

病院の駐車場で起きた予期せぬトラブル

その日、祖母を車に乗せて病院まで送りました。駐車場に着き、祖母を車から降ろそうとしたとき、歩行器が後部トランクにうまくおさまっておらず、私ひとりでは取り出すのに手間取ってしまいました。

 

その間に祖母は先に車から降りようとし、ドア付近の段差につまずいて前のめりに倒れかけたのです。とっさに私が支えたものの、祖母の体重をほとんど受け止めるかたちになり、私も一緒に転びそうになりました。幸い、近くにいた方がすぐに駆け寄ってくださり、大事には至りませんでしたが、心臓が止まりそうなくらい冷や汗をかきました。

 

「慣れ」が招いたヒヤリ・ハット

その日の診察を終えて帰宅したあと、私は深く反省しました。いつも通りの行動に慣れていたことで、「これくらいなら大丈夫」と思い込んでいたのです。介護では、ほんの小さな油断が大きな事故に直結することを痛感しました。

 

それ以来、外出前には歩行器や車椅子の出し入れを必ず事前に確認・練習するようにし、祖母には必ず私の腕をつかんでもらうよう徹底しました。

 

 

家族で支え合う介護体制へ

また、この出来事をきっかけに、娘にも「おばあちゃんを見ていてね」とお願いし、家族全員で見守り合うようになりました。介護は体力的にも精神的にも大変なことが多いものの、家族で協力すれば乗り越えられると実感しています。

 

あのハプニングが家族の絆を深めるきっかけになったのと同時に、介護は「慣れ」や「油断」が思わぬ事故を招くことを学びました。外出時の準備や家の中の安全対策を見直すことはもちろん、周囲の人に協力をお願いすることの大切さも実感しました。

 

まとめ

介護は決してひとりで抱え込むものではなく、家族や地域の人たちに助けてもらいながら進めることで、安心して介護を続けられるのだと強く感じた出来事でした。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:白石妙子/30代女性・無職。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

※一部、AI生成画像を使用しています

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 


シニアカレンダー編集部

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