「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は哺乳瓶の消毒に関するご質問です。
Q.哺乳瓶の消毒はまだ続けないとダメでしょうか?
先日、生後4カ月を迎えた娘の子育てをしています。週末に初めて泊まりがけで家族旅行に行くのですが、哺乳瓶の薬液消毒を出先でするかどうか迷っています。
消毒についてネットでいろいろ見てみたら、「少なくとも生後4カ月まではしたほうがよい」「離乳食が始まる生後5〜6カ月を目安にしなくてもよい」と記載がありました。やはり、まだ洗剤での洗浄だけではダメでしょうか?
宮川めぐみ助産師からの回答
娘さんも大きくなってきて、あちこち触ってはお口に手を入れたりしているとも思います。なので、哺乳瓶も洗剤できれいに洗って使ってもらうのでいいと思いますよ。
薬剤がなくなり次第、切り替えていかれてはどうでしょうか?
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
哺乳瓶の消毒が必要な理由
生まれたばかりの赤ちゃんは、おなかの中にいたときにお母さんから受け継いだ免疫があるので、雑菌などに対してある程度の抵抗力があります。しかし、時間が経つと同時にその免疫も徐々に失われてしまいます。
そのため、生後しばらく経った赤ちゃんは、哺乳瓶に繁殖するウイルスや雑菌から自分を守ることができません。免疫力が弱い赤ちゃんを、食中毒や口内炎などのさまざまな病気から守るために、哺乳瓶を消毒してきれいにしておく必要があるのです。
哺乳瓶の消毒はいつまで続けるの?
哺乳瓶の消毒をいつまで続けたらよいかについて、明確な基準は定められていません。なぜなら、赤ちゃんの発達状況は一人ひとり異なるからです。新生児から生後3カ月ごろまではきちんと消毒したほうが良いですが、それ以降は赤ちゃんの発達速度や状況によります。
一つの目安となるのは、赤ちゃんが口に物を入れたり出したりする動作です。さまざまな物を口に入れるようになると、哺乳瓶だけを消毒しても意味がなくなってしまうため、哺乳瓶の消毒が必要なのはこの動作が始まるまでと考える人がいます。一方、免疫力の弱い赤ちゃんのことを考えて、もっと長く、生後7カ月ごろまで消毒を続ける人もいます。赤ちゃんの発達速度や様子、動作などを考慮し、いつまで消毒を続けるかを決めると良いでしょう。
※参考:基礎知識(ベビー)「哺乳瓶の消毒はいつまですれば良いの? 方法は?」【監修:神奈川県立こども医療センター総合診療科部長・小児科医 松井 潔先生】
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