それアリなの? まさかの現場を目撃!
スーパーの入り口に置かれている買い物カートは、100円を入れることで使用でき、戻すとその100円が返ってくるシステムです。
たまたま近くにきた女性と子連れのママの会話を聞いていると、「赤ちゃんがいて大変ね! カート片付けておくわね」と、女性は一見とても親切そう。
しかし、ママに代わってカートを片付けると、そのままカートにあった100円を回収していました。「返さないんだ」と、ついつぶやいてしまった私。友人も同じ女性を見ていたようで、驚いていました。
会話もそこそこにその女性から目が離せなくなる私たち。声をかけられたママたちは、怪訝そうに断る人、ちょっと考えて断る人、片付けてもらっている人など、さまざまでした。ママたちがカートに入れた100円の存在を覚えていたのかはわかりません。
この広い駐車場、たしかにカートを戻しに行くとなると少し面倒な気持ちもあります。私は声をかけられたことはありませんが、雨の日などは100円でカートの片付けを任せてしまうかもしれません。
スーパーからすると、この女性の行為は許されないことだと思います。また、相手が100円の存在を忘れていると気づいていながら、自分のものにしてしまうのは犯罪行為となる可能性があります。
子連れママたちは、商品をむやみに触らないように、迷子にならないようにと、神経を使って買い物をしているはず……。100円の存在を忘れてしまうのも、100円と引き換えに頼んでしまう人がいるのも頷けます。
この女性のように100円をもらうためではなく、善意で手を貸す人がたくさんいて、子連れのママが買い物しやすい世の中になることを願うばかりです。
著者:山本佑子/20代女性・パート。2歳と4歳の子どもを育てるママ。ヨガが趣味の主婦。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています